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junp_Sn-Fk.
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fura
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side.💜
照におつかいを頼んだあとも、
俺はクレーンゲームで
ただひたすらにお金を溶かしていた。
💜「あー…アーム弱いなここ…」
そんな独り言を言いながら集中する。
💜「ここでタグ入るかな…。
…照はどう思…」
辺りを見回しても、照はいない。
…そうだ。
おつかいをお願いしているのだった。
💜「…はぁ。
いつからこうなっちゃったんだっけ。」
俺は貴方のことが好きだ。
真っ直ぐで、かっこよくて、
甘党でギャップの権化である貴方が大好きだ。
“岩本照”という人間以上に、
俺が奥深く堕ちる人はきっといない。
親友にこんな感情を抱いてはいけないことぐらいは、わかってる。
でも俺には抑えられない。
ぼーっとして、そんなことを考えていると、
フロアの東の方から轟音が聞こえた。
非常ベルが鳴ると共に、悲鳴が聞こえる。
💜「…えっ、」
放送が流れる。
‘最上階,6階から出火を確認!
直ちに避難お願いします!!’
火事。
💜「ぅあっ」
俺は人の波に押され、
手に持っていたトートバッグを落としてしまった。
💜「燃えちゃう…!」
あのトートバッグは、
照が買ってくれた大事な漫画が入っている。
早く取り戻さないと。
トートバッグを取りに行った時、
俺は右頬に火傷を負ってしまった。
💜「…痛っ」
館内の人からの指示を待っていると、
俺にとって絶望的な状況が目に入った。
[なんで防火シャッターが
こっち側まで閉まってんだよ!]
[…開かない、!]
避難経路が…ない?
人酔いしやすい俺は、
この人の密度と火事の煙で、頭がくらくらしてきた。
みんな、パニックなんだ。
この状況では、誰かが動かなきゃ全員死ぬ。
💜「…蛯原さん、みたいに、ならなきゃ。」
俺は体を動かし始めた。
💜「…できるだけみなさん、
しゃがんでください!!煙が!」
💜「ハンカチ貸します!!
鼻と口押さえて…!」
漫画で読んだ、
桐生さんのようになりたい。
…誰かのヒーローになりたい。
💜「…とりあえずパニックは
一度収まったけど、
絶対また起きる。
避難経路探さなきゃ…」
割れた窓を見て、下を見て、
消防士が下にいることを確認。
💜「…いける。」
俺は大声が出せるように息を吸った。
💜「あの!!
みなさんには窓から脱出してほしくて!
あのブランケットで
みなさんを包んで下に落とすんです!
下には消防士さん達いますから、
大丈夫です!」
頭がまわらない中、俺がだした最適解はそれだった。
しかし、やはりブーイングが止まらなかった。
[そんな!ここ6階だぞ!無理だ!全員死ぬ!]
[もう俺ら無理なんだよ!!
焼けて死ぬか,落ちて死ぬかだ!!]
[未成年ごときがでしゃばんなよ…!]
視線が痛かった。
💜「でも!!!それしかないでしょう…?」
俺は怖かった。
火がじゃない。みんなの視線が怖かった。
みんな黙る。
[わかったよ…。乗る。]
1人の男性がそういった瞬間、流れが変わった。
‘賭ける’これがみんなの答えだった。
俺は、クレーンゲームの商品であったブランケットでけが人をつつみ、
💜「大丈夫です、怖くないからね。」
そう言って、窓からその人達を落とした。
side.💙
深澤がまだ6階、火の中のようだ。
俺は心配しない素振りを装ったが、
内心恐怖心しか頭にはなかった。
🩷〚おい!みんな!!!!上見ろ!〛
佐久間に言われ、上を見ると、布に包まれたナニカが、空から落ちてきている所だった。
🧡〝なんやあれ、〟
💙《!!》
俺の感だ。あれは人だ。
深澤が繋いだ、命だ。
俺はそう思うと、とっさに
救助ステーションのテントの布をはがし始める。
🖤〘…翔太君?なにやって…〙
俺は目黒の声なんて聞こえなかった。
ただひたすらに、テントの布を剥がしていた。
💚{なにやって…}
阿部ちゃんが俺の手首を掴んできた。
💙《ッッ…》
すると,涼太が俺の代わりに布を剥がし終えてくれた。
💙《…?》
❤️«なんか考えがあるんだろ。
手伝わせて。幼馴染なんだから。»
そういう涼太の目は真っ直ぐで、力強かった。
💙《…おう。》
俺と涼太はテントの布を人が
落ちてくる落下地点まで運んだ。
❤️«…!そういうことか!»
落ちてきた人をテントの布で受け止める。
[…げほっ]
生きてる。成功したんだ。
❤️«…阿部、佐久間!
ここに落ちてくる人々全員、
救助ステーションへ運んでくれ!»
💚{!!わかった!}
🩷〚もちろん!〛
その後も、落ちてくる人々を助け続けたが、
深澤の姿はなかった。
💙《…照。間に合えよ…!》
俺は小さくそうつぶやいた。
side.💜
割れた窓から外の様子を見る。
落とす形となったみんなは無事そうで、安心した。
6Fにはもう、俺以外いない。
みんなのヒーローに、なれたんだ。
そんなことを考えていた自分にも、
限界がきた。
そりゃそうだ。こんなに燃え盛る炎の中で、
煙を吸いながら大声を出していたのだから。
意識が朦朧としていく。
💜「…照に、伝えられなかったな。」
そうつぶやいた後、俺は深い眠りに落ちた。
コメント
5件
ひー💛っ!急いでぇー( TДT)
辰!?!?!? だいじょおぶかぁぁぁぁぁx!!
うわっ…🔥 最後の「照に、伝えられなかったな」が刺さりすぎる……。💜がパニックの中であそこまで冷静に動けて、周りのブーイングにも負けずに全員を助けたの、本当にかっこよかった。でも自分は倒れちゃうのが切なすぎる。💙が下で受け止めてるシーンも熱かったし、続きが気になりすぎる……! 照との関係、どうなるんだろう。