サ「よう。忙しそうで何よりだな。」
『…お前(プレイヤー)に聞きたいことがある。救いようのない悪党でも変われると思うか?』
サ「努力さえすれば誰でもいい人になれると思うか?」
フリスクは何も答えない。
サ「まぁいい。質問を変えよう。」
『それ以上近づくと…心の底から公開することになるぜ?』
フリスクは1歩前に踏み出す。
サ「仕方ないな。ごめんよ…おばさん。」
プレイヤー「ア゙ーー!!!強すぎる!!!全然勝てないじゃん!!!…はぁ…1回休むか…」
フ「…ウッ…あれ…なんで僕ここに居るんだろう…」
『…は?何言ってんだ?』
フ「あ、ノ、ノア……サンズ…?」
サ「お前…さっきの記憶が無いのか?」
フリスクはスノーフルであったあとから記憶が無いらしい。
フ「覚えてないんだ…」
『じゃあ…今までプレイヤーが操っていたのは誰なんだよ?』
フリスクを操っていなければプレイヤーは誰を操っていたのか。
フ「わかんない…」
サ「…少なくともフリスクでは無いのは分かった。どうしてこのタイミングで元に戻ったんだ?」
フ「多分…プレイヤーが電源を消したからだと思う…だから一時的に喋れるようになったのかな」
『一時的…また別のやつになるのか…』
フ「じゃあ…喋れるうちに喋るからよく聞いてね。」
フリスクは時間が少ないことを悟ると、急ぎ足で話し始めた。
話の内容は、フリスクに勝てる方法だった。
フ「きっと、このままだと君たちは負けてしまう。だからねノア、君は赤い瓶を持ってるでしょ?その瓶の中身を飲むんだ。」
『飲むって…てかなんで知ってんだ?フラウィーもそうだったが、どうして分かるんだ?』
フ「その瓶の中身は決意が混じってる血だよ。…誰のかは分からないけど…。わかったのは決意の力を持っているからかな…。フラウィーも多分そうだからだと思う。それを飲んで能力を強化するんだ。サンズは飲まない方がいい……君は…ノアより……体が脆い……だ…から…」
サ「大丈夫か!?」
フ「う、ん……まだ…大丈夫だ…と思う……」
『これを飲めばいいんだな』
フ「うん……出来れば、この戦いが起こる前にもう飲んでいた方がいいよ……覚えていればね…。プレイヤーがもし次、電源を消すか分からない……か、ら…。」
『分かった…!』
フ「あ、と……も、もしどうにも出来なかったら……僕のソウルを…奪って取り込む…んだ。力が…ノアに移ると思うから…」
サ「その場合…フリスクはどうなるんだ?」
フ「僕は…分からない。多分そのソウルの中に入ると思う…僕のことはいいから…何とか…勝って……ね」
フリスクはそれを言った瞬間動かなくなった。
きっとプレイヤーが戻ってきたんだろう。
プレイヤー「よーし!頑張りますか!!」
そうプレイヤーは呟くと、再びサンズ戦に戻る。
『フリスク…ありがとう』
サ「……なんとしてでも諦めさせないとな」
『あぁ』
『ウッ…マジで血液だ…オエ…』
サ「……」
どこか見覚えのあるような服。
過去にあったことがある気がした。
『あれ……は?』
サ「…!?来るぞ!!」
『チッ…考える時間もないな!!』
『もう…魔力がほぼない…』
サンズは先に殺られた。
俺は兄弟を目の前で殺された。
2人もだ。(パピルスの時は木の後ろから見てた)
『俺も…アイツらの元に行こうか…』
ノアは完全に諦めた。
決意の力ももうほとんど役に立たない。
勝ち目はなかった。
フ?「……」
『油断したな…hehe…』
そう力尽きたようにつぶやき、フリスクのソウルを取り込むと、フリスク?はソウルに吸い込まれた。
プレイヤー「え、は?待ってこれ何?アンダーテールってこういう感じだったっけ?最後ってこれなの?操作もできないし……もういいや…疲れたしもう寝よ!」
そう言って電源を落とした。
『やっと…やっと勝てだぜ…なぁサンズ…(泣)』
ノアはやっと勝てたことをとても嬉しく思い泣いた。
1人のモンスターの泣き声が響く。
しばらく経つと、
『もし…もしこの世界に俺たちがシアワセになるルートがないなら俺が作ってやる…!みんなを救うんだ!』
コメント
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佳奈)・・・・・・ノアさん・・・・・・格好いい・・・・・・
プレーヤーがフリスクを操ってる