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ノアが無理やり権限を奪ったから
『ウッ…全身が痛い…』
気がつくと、最後の回廊にいたはずのノアは遺跡の中にいた。
そして全身な痛みが走る。
どうやらここはフリスクが最初に落ちてきた場所みたいだった。
ノアのHPは1。
金色の花がなければ即死するところだった。
『RESETしたからここに来たのか。いや、おかしい…RESETしたなら俺はサンズ達とパズルを調節している頃だ。どうして俺がここにいるんだ…?』
ノアが考え込んでいると…。
?「ノ…ア…大…丈夫?」
突然どこかから声がした。
驚いて周りを見渡すが誰もいない。
?「こっち…だよ…ソウルを…」
言われるがままにソウルを取り出すと…。
?「やぁ!ノア!」
取り出したソウルが光だし、目の前にある人物がでてきた。
『はぁ?お前…フリスクか!?』
ピンクと紫のよこじまの服。
焦げ茶色の髪。
間違いなくフリスクだった。
ただ一つ違う点があるとすれば、フリスクはいつも細目だったのに今は開眼している。
↑
だいたいこういう感じです
フ「えっと…びっくり…した?笑」
フリスクは笑いながらそういった。
『~~~~ッ!!あったりまえだろ!もう会えないのかと…』
ノアは会えたことが余程嬉しかったのか、興奮気味で叫ぶように言った。
フ「ア、ハハ…ハハ……」
『なんか元気ないな…うるさすぎたか?(´・ω・`)』
何故かフリスクは元気が無さそうだった。
それに、フリスクの体は微妙に透けていた。
フ「そういう訳では無いよ!ただ…」
フリスクは悲しそうな顔で言った。
『何があったんだ?』
ノアは心配し、金色の花の上に座りながら聞いた。
フリスクも同じように座った。
フ「ノアは僕のソウルを持っているよね?」
『あ、あぁ…』
フ「実は…ノアが僕のソウルを持つことは予想外の出来事だったんだ。君はプレイヤーの存在を知ってるでしょ?」
『知っているが…予想外の出来事を引き起こしたのとプレイヤーはなんの関係があるんだ?』
フ「プレイヤーは僕のソウルを使って操作していたんだ。簡単に言えば…僕のソウルはアンテナみたいな物で、コントローラーはプレイヤーの持ってる…まぁ機械かなんかで操作してるみたいな?」
『……何となくわかった。そのソウルを俺が無理やり奪ったからアンテナが無くなって、プレイヤーがコントロール出来なくなったんだろ?』
フ「うん…ノアはゲームのキャラクターだから僕のソウルを持っていても操作できないんだ。だからもうプレイヤーはこのゲームに…この『世界』に干渉できなくなった。」
『世界…ゲームじゃなくなったってことか?』
フ「半分正解だけど半分不正解。なんて言うかな…ゲームと現実の中間なんだよね。この世界はまだゲームの1部だけど、プレイヤーもう操作できなくなったからゲームでは無い、中途半端な感じ。でも、それは『地下世界の場合』だけどね」
『地上に出ればゲームではなくなるのか?』
フ「多分ね…本来このゲームには地上の世界がないんだ。地上に出てもそこで終了、その先はない。だけど、この『不具合』のおかげで作られたみたいなんだ」
『なるほど…目標ができたな。待てよ…不具合ってなんだ?』
フ「君が僕のソウルを持つことは予想外の出来事だったって言ったでしょ?その予想外の出来事が不具合が起こった原因なんだ。」
『あ〜…なるほど…。』
フ「その不具合のせいか僕はソウルの近くしかいられない。話すことはできるけどみんなには僕の姿は見えない。食べたり、物を持ったりすることはできるけどね。」
『なんか…すまん…』
フ「笑笑別にいいよ!僕もこっちの方が楽だしね〜ノアとも喋れるし〜」
そう言いながらフリスクは浮いて見せた。
『凄いな笑…俺ともって他にもいるのか?』
フ「あれ?まだ出てきてないのかな?僕以外にもう1人、そのソウルの中にいるんだよ」
『へーって何人入れんだよ!』
フ「2人ぐらいしか入れないかな?笑でもノアはソウルを2つ持ってるんだから笑」
『あ、ほんとだ…』
フ「…出てきた!」
『ん?』
フリスクが驚いたように言うと、ソウルがまた光だし、見覚えのある人がでてきた。
あの地獄のような戦いの時のにも見たことがある。
夢でも。
『…キャラ?』
キ「あー!!やっとプレイヤーの奴諦めてくれた!」
『え、』
キ「あ?なんでお前がいるんだ?」
フ「あれ?知り合いなの?」
驚いたことに、死んだはずのキャラが目の前に、しかも不機嫌そうな顔でいる。
『なんでお前もいんだよ💢』
キ「私だって居たくている訳じゃねぇわ!!💢」
フ「喧嘩しないでって〜💦」
キ「私はフリスクのソウルの中にいたからノアにソウルが移れば当然私も移るに決まってるだろ!」
『なんでフリスクの中にいたんだよ』
キ「フリスクのソウルは私のソウルと似ていたんだよ……落ちてきたタイミングで自然に入れたんだ!」
『…あの戦いの時にフリスクと入れ変わってたのお前か!』
キ「フリスクが可哀想だったから変わってやったんだ……悪いか!!」
『別になんも言ってねぇわ!!』
フ「ふーたーりーとーも?💢」
『あ、😇😇』ダメージ0.9
キ「~~~~ッ!!!」
フ「あ!ごごごごめん!!💦」
キ「もう!RESETしてやる!」
フ「え!?なんで!?」
キ「RESETすればコイツの中にいなくても済むだろ!!」
フ「それは…無理だよ」
キ「はぁ!?」
『な、なんでだ?』
フ「だって…ソウルを移すってことは、RESETする権限…いやそれ以外のsave、roadとかもノアに移るってことだからだよ…」
『俺にソウルとセットで譲渡したってことか?』
フ「そういうことだね〜」
『だとよ笑笑』
キ「(💢^ω^)」
『でもよ、ソウルが俺に移ったって事は俺は今フリスクの立ち位置なのか?』
フ「それはないと思うよ?多分…ここに落ちたのは僕のソウルを持っているからだと思うけど、立ち位置が変わってるのはないと思う」
キ「もしそれだったらお前はモンスター全員に狙われているってことだぞ?笑笑」
『マジでよかったそれは…カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ』
フ「そろそろ進む?ママに会いたいし!」
キ「それには賛成d(‘∀’*)」
『うーんRESETしたってことは俺の事みんな忘れてる説ないか?ここに落ちてきたこともあるし…』
キ「言っておくが、それもないからな!お前がRESETを押した時、RESETではなく、『本当のRESET』が起こったんだ。そのRESETはな、この世界、モンスターを「初期化」することが出来るものだ。」
『え、初期化?』
フ「僕はsave、road、RESETを駆使してここまで進んできた。当然その記憶はモンスター…まぁサンズとノアは覗いてだけどほかのみんなはない。はっきりとした記憶はだけどね。微かな記憶はあるんだ。例えば…あるモンスターには話かけて、僕が死んでもう一度そのモンスターに話しかけると、そのモンスターははっきりとした記憶はないけど、喋ったことがあるような感じがするんだ。体が覚えてる的な?」
キ「その微かな記憶、世界、そしてこの、save、road、RESETした回数を丸ごと初期化してなかったことにした。」
『今のモンスター、世界は初期の状態。何も違和感がないし、RESETとかされた回数もない…まぁ新品みたいな感じってことか。』
フ「そういうこと!」
『それが本当かどうか確かめる為にも1度俺の家に行かなきゃな…』
フ「確かめられるの?」
『ある機械を使えばな』
キ「へー」
『よし!長くなったけど行くか!』
フ「えっと、その前にさ。少し聞きたいんだけど…。」
キ「??」
『なんだ?』
フ「前にさ、変なモンスターがいたって言ったでしょ?」
キ「…」
『あ〜…言ってたな』
フ「そのモンスターが…ずっと見てくるんだけど(´;ω;`)」
キ「無視してたのに言うなよ!」
『え、マジで?見えないが……てことはだ。俺は今幽霊3人を引き連れてるってことか?』
フ「多分…そうだね」
キ「幽霊じゃ…!…だった…」
『ガスターは死んでるし、キャラも死んでるし、フリスクはよくわからん…』
フ「僕はノアがそのソウルを手放せば元に戻るかな?」
『地上に出たら返すさ☆』
フ「うん!」
『気を取り直して!LET’S GO!!』
フ&キ「おー!」