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これはっ…ciにナイスというべきか、言わないべきか…… クゥ……
『……はぁ、』
鬱も居ないし、俺どうしよかなぁ、…。雪だって振り積もっとるし…、
そんな時、カレンダーが落ちてくる。
『あ”ッい”ったぁッ!!』
頭目掛けて落ちてきたカレンダーは、5年前のものだった。
『…はぁぁ?…、なんで五年前のなんか…』
1月22日の日に、大きく赤い丸が書かれていた。
『……これって、……なんや?』
赤い丸が書かれたカレンダー。カレンダーには、誕生日!サプライズや!…と、どでかく書かれていた。
『…誰の誕生日やねん。……はぇー、…俺記憶無くす前ってそういう人間やってんな…。』
……記憶…か。
『…記憶無くす前の…俺って…、誰なんやろ。』
…誰。……俺は、どんな性格でどんな奴で、…どんな人間だったんやろうか。
そもそもとして、俺に染み付いてるこのしゃべり方は、…なんなんやろうか。
『…俺って一体…』
何者なんや?
「…ロボロ〜!帰ってきたで」
『………あ、…だいせんせ、…おかえり。』
「……え?」
俺がそう言うと、瞳を大きくさせて同様する
大先生。
『…え、どしたん?』
「……いま、…大先生って呼んだ…?」
『…あぁ、うん。』
そういえば、初めてだったかもしれない。いつも鬱としか読んでなかった気が…、
俺、なんで今、…大先生って呼んだんやろ。
「………記憶が…戻り始めてるんかもね。」
『…あ、そうなん?…なら、良かったわ。』
「……そう、良かったね。」
悲しげな顔をするお前。
『……どうしたん…?だいせんせ、』
「…………んーん、何でもないで。」
最近ずっと、こんな顔しとる…。
『……そか、』
俺は大丈夫なの…って、気にかける言葉も、…俺には出てこなかった。…いや、怖くて、…出てこなくて…、言葉が震えて出てこなかった。
それが、記憶の無くなる前の俺の怖さの話なのか、…それよりも、俺の怖さなのか…分からなかった。
俺は、…
『………俺さ、…今日さ、…、友達と遊びに行ってくるわ。』
俺は”また”、…
「…んぇ、……あぁ…、そぉなん…?」
お前から…、
『……うん。』
逃げるんや。
なんでかは分からない。けど…、大先生との関わり方が分からない。
『…もう、…大先生って言わん方がええんかな』
鬱って言えば、…記憶が戻ったとしても、…戻ってないふりをすれば…また、いつものように話せるんかな。
『…わかんねぇわ。…』
「……あの、どうしたんですか?」
後ろから声がして、振り向くとそこには背が高いグルグル眼鏡の人。
『…貴方は…ちーのさん。』
「…あぁ、はい!チーノです!!」
あの時、お寺に拉致…、連れてかれた時に居た人だ。
『……別にどうしてもないですよ。』
「…ロボロさん、……いや、ろぼろ。」
急に呼び捨てされて、頭を上げる。
「…お前さ、…もし、俺らと記憶が無くなる前から…、一緒につるんどったって、…そう言うたら…どうする?」
『……俺らって、お寺の人達か?』
「…………、おん。…」
『いや、…でも、俺らと初対面みたいな感じやったやんか!』
「…、俺さ、知っとんねん。」
「…………あの人が居なくなった衝撃が強かったあなたと、その全部に関わる記憶たちを全員記憶無くさせたっていうの、…知ってるんすよ」
『……え?……それってどういう…、』
shp「……ちーの。何やっとんの?」
「…何もやってないで、ショッピ。」
shp「…すみません、ろぼろさん。ちーのと俺一旦帰りますわ。…あと、…そんな追い詰めないでくださいね。」
『…え、…あ、…あぁ、…おん、』
さっき、チーノさんが言った事が気になってネカフェに入り俺たちの実況グループを検索する。
『……は、?』
そこには、何人もの人達が笑い合う動画が沢山あった。…俺や、トントンが撮っていたあの動画達は実況プレイ動画として有料や、たまぁにYouTubeにアップされていたらしい。
5年前ら辺、その辺までYouTubeの動画を遡る。
すると、沢山の動画があり、自分やトントン…そして、
『…大先生…?』
大先生が写っている動画もあった。…マイクラ人狼というものをしているらしい。
他にも、…沢山の動画たち。
『…俺、…元々…彼奴と知り合いやったんや…、』
いや、…彼奴が現れた日…あの日にトントンが言ってた気がする…。
『……、俺そんな察し悪くないから分かっちゃうって…』
…分かってしまった。分かりたくもないけれど、…、でも、
こんな偶然あるわけない…。
『……あの事故で、…死んだのは、』
あの5年前の事故、…
あの事故で俺を庇って、
…死んでしまったのは……、
『…鬱だ。』
そう、…分かってしまったんだ。