注意書き
・BLです
・無一郎視点
・現パロ
・ゆうむい?むいゆう?
・なんでもありな人向け↩︎重要
・転生
それでも大丈夫な方はお進み下さい。
2話をまだお読みになっていない方は、
先に2話を見てからこちらを見ることを
おすすめ 致します。
数日後、僕達は怪我がすっかり治り、
鍛錬や稽古をすることを許された。
「……兄さん、僕は柱だけど、
もう何年も刀を握ってないから、
少しだけ1人で鍛錬してもいい?」
「別にいいが…お前ほんとに柱くらい
強かったのか?」
「また僕を煽ってる!!僕だって昔は
厳しくて辛辣な人だったしすごく
強かったんだよ!!」
「……はいはい、わかったからさっさと
鍛錬しろよ。見てるから」
「わかってるってば!」
僕は蝶屋敷の庭で鍛錬を始めた。
木刀を握るのなんていつぶりだろうか。
なのに体が覚えている。
僕は少し興奮気味だったが、
真剣に鍛錬に取り組んだ。
僕は近くの木に素早く木刀を振るい、
攻撃する。
……ダメだ、これだけじゃ足りない。
このままじゃ鬼に勝てない。
呼吸も何年もやっていないから、呼吸も
慣れないとならない。
「……兄さん。刀持ってきて。早く」
「刀……?」
兄さんは僕の刀を持ってきてくれた。
僕はありがとうと言いながら
刀を握る。
僕は昔からそうで、真剣になると口が
辛辣になる。
こんな僕を見て少し驚きながら
僕の鍛錬を傍からじっと見ていた。
懐かしい感触が僕の心を 震わせる。
トラウマな気持ちもあったが、
僕は呼吸の練習をし始めた。
……とりやえず、漆ノ型までやってみよう。
「…… 霞の呼吸、壱ノ型、垂天遠霞」
「…霞の呼吸、弐ノ型、八重霞」
「…霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫」
「…霞の呼吸、肆ノ型、移流斬り」
「…霞の呼吸、伍ノ型、霞雲の海」
「…霞の呼吸、陸ノ型、月の霞消」
「…霞の呼吸、漆ノ型、朧」
「……っはぁ、っはぁ、、だめだ、
まだ、まだ足りない、こんなんじゃっ、」
しっかりと呼吸の技を全てこなし、
昔のような強さだったが 、
僕はそれでも満足は しなかった。
もし上弦の壱に出会ったら、
こんな強さじゃすぐにまた真っ二つに
なってしまう。もっと、もっと
強くならなければ。
僕は兄さんがみている事をすっかり忘れ
必死に夕方になるまで鍛錬をした。
「はぁ……、って、 もう夕方……!?」
僕は時間の流れに驚いていると、
兄さんは下を向きながらプルプルと
震えていた。
「あ、兄さん、まだ見てたの…って、
なんだか震えてるけど、大丈夫、、?」
「……お前、凄すぎだろ、、」
「え?」
「いやいやいや!!ずっと黙って見てた
けど!!なんだあれ!?
お前なんか呼吸使う時 めっちゃ高く
ジャンプするし!霞で前見えないし!」
「……兄さん、僕はまだ下の中だよ
もっと強い柱居るし。」
「……まじかよ、、というか、もう
休んだ方がいいんじゃないか!? 」
「……うん、さすがにぼくも疲れちゃった。
兄さんの稽古はまた明日ね。」
「……お、おう、あと、俺
飯作るから、中で 待っててくれ。」
「…えっ、いいの!?」
「……頑張ってたしな。」
「やったー!!楽しみにしてる! 」
しばらくすると、兄さんは美味しそうな
ご飯を僕のために作ってくれた。
「……わあ、懐かしいご飯がいっぱい!」
僕はきらっと目を輝かせていると、
1品のご飯に目が止まる。
「……あ、これって、…ふろふき大根?」
「……お前、ふろふき大根嫌いなのか?」
「……!ううん、違うの、昔、前世で
兄さんが ふろふき大根作ってくれた以来、
ふろふき大根食べてきてなくて。現代には
もっとたくさん美味しいご飯があったから
まともに食べたこと無かったんだよね。」
そう言うと僕は、1口ふろふき大根を
口の中に入れた。
「……グスッ」
「……っ、おい!?なんで
泣いてるんだ……、!?」
「……あれ、ほんとだ…」
僕は、昔の前世で、兄さんが作った
ふろふき大根が大好きだった。
でも、兄さんが亡くなった以来、
もう食べれなくなってしまった。
だが、今、兄さんが作ってくれた
ふろふき大根を食べることが出来た。
その感動で、 泣いてしまったのだ,
昔と変わらない美味しさ、味、安心感で
僕は涙が溢れていた。
苦しいのに温かくて、涙が止まらない。
「…おいしい…グスッ、兄さんの味が
する、…うぅ、、」
兄さんは、僕が前に話した前世の記憶の
話を 思い出したのか、また背中を無言で
さすってくれていた
しばらくすると僕は全て完食し、
ご馳走様でしたと手を合わせた。
「……前世での暮らしも悪くないかもね」
「…奇遇だな、俺も思ってた。」
僕達は互いに笑いあって、その日の夜は
終わった。
翌日、僕達は朝から稽古をすることにした。
僕達は隊服に着替え、僕は前世と同じ
隊服に着替えた。兄もぶかぶかの
隊服に着替えており、少し嬉しそうだった。
「兄さん、似合ってるよ。」
「お前と同じ顔なんだから、似合ってるも
何も無いだろ。 」
「それでも兄さんは似合ってるよ」
「……ふん、いいから早く稽古しろよ」
「わかってるって~!」
僕達は互いに木刀を持ち、
木刀で戦う稽古をすることにした。
「……準備はいい?」
「……何時でも大丈夫だ。」
兄はそう答えるが、少し手が震えていた。
少し罪悪感があるが、、鬼殺隊で
生き残るためには、鍛錬をするしか
なかった。
僕は目を閉じ深呼吸をしたあと、
ゆっくり目を開け、目のハイライトを消す。
僕は兄さんに向かって木刀を振った。
「……っ、!」
兄さんは僕の攻撃を避けるばかりで、
あまり練習になっていなかった。
「……兄さん。もっと木刀で攻撃して。
そんなんじゃ稽古にならない。」
その言葉を聞いた兄さんは、
やっと僕に向かって木刀を振った。
「……遅い。」
兄さんが上から木刀を振っている隙に
横腹に木刀を思いっきり当てると
兄さんは尻もちを着いて痛がっていた。
「っ……!!う”ッ、、」
尻もちを着いている兄を
僕は眺めたまま 指差しのように
兄に向かって木刀を素早く指す。
「……遅すぎるでしょ.そんなんじゃ
もう 3回は死んでるよ。僕はいくら
片腕が無かったとしても容赦しないよ。」
兄はずっと黙っていた。
「…はぁ。鬼殺隊に入りたいって言ったのは兄さんだよね。僕は必死に止めたけど、
兄さんは僕の話を聞いてくれなかったから
仕方なく僕は折れたんだよ。
ほら早く立って木刀広いなよ。
赤ん坊じゃないんだから。」
兄さんは僕の辛辣な言葉を聞くと
少し 涙目になり、そのままゆっくりと
立った。
「…僕はね。兄さんに
死んで欲しくは 無いんだ。だからこそ、
僕はこうやって
兄さんに厳しく言ってるんだよ。
兄さんだって、僕を守るためにいつも
厳しく叱ってくれるでしょ?
それと一緒だよ。
……昔、僕は 前世で兄さんを
亡くした時、とんでもない怒りが湧き出て、
記憶を失っても僕は沢山鍛錬を
してきたんだよ。
血反吐を 吐くほどね。 兄さんにも
それくらい頑張ってもらわないと.
でも、僕は何時でも兄さんの隣にいるから、
何かあった時は僕が必ず守る,でも、
ずっと 守れるってわけでも無いんだ。
最低限のことは自分で守って貰わないと、
兄さん本当に死んじゃうよ。
鬼 殺隊に 入った以上は、
最低限のことを完璧にしなくてはならない
んだよ。
兄さんは元々握力強いんだし、片手で
鬼を倒せるはずだよ。」
「…ごめん」
僕達は不穏な空気になりながらも、
ずっと稽古を続けていた
数日後、兄はどんどん木刀の使い方が
上手くなってきて、僕の攻撃もしっかりと
反撃できるようになっていった。
「そうそう!!兄さんいいよ!!!
もっと体を軽く!!素早く!!!」
「……ふっ、!」
「いいね!!その調子だよ兄さん!」
兄は成長のスピードが早く、
僕の攻撃を完全に読まれているようだった。
「…兄さん、休憩にしよう。」
「……ああっ、」
「そのまま続けていけばほぼ
完璧だよ。あとは呼吸だけだね。」
「…俺は呼吸が一番心配なんだが」
「大丈夫だよ!!兄さんなら絶対できるし
霞の呼吸はそこまで難しくないよ。
呼吸の使い方が上手くなれば、後は
もう簡単だよ。」
「……お前には助けられてばかりだな、
感謝しかない。」
「何言ってるの?助けられているのは
僕の方だよ、!稽古の時だって僕
厳しくなっちゃうし申し訳ないよ」
「厳しくした方がいいだろ。お陰で
片腕がない俺でも成長したんだから」
「…片腕がない生活にはもう慣れたの? 」
「だいぶな。初めは泣きたいほど
辛かったが、今はもうなんとも無い。」
「……そっか、」
2ヶ月後、兄は呼吸の技なども
全てを 覚え、もう教える事は無いほど
上達していた。
そのうち、兄の初めての任務 も一緒に
やっていくうち、 どんどん兄は
強くなっていった。
「……もう兄さん完璧だよ。
最初は全然ダメだったけど、今はもう
上弦の参を倒せるほど強くなってる
気がする。もう教えることは何もないし、
あとは自分で必死に鍛錬すればもっと
強くなってくはずだよ」
「……ここまで教えてくれたお前の
お陰だ。ありがとうな…。 」
「ううん……!兄さんの努力のおかげ
だよ。そもそも兄さん片腕がないのに
よくここまで頑張ったと思う。
正直僕は、雑魚鬼を倒せるだけで
十分だと思ってたけど、
まさかこれほど強くなるとは僕も
思ってなかった。」
「俺もびっくりしてるよ。
まさか自分が2ヶ月でこんなに強くなれる
とは思ってなかったからな、、、」
「僕達は、 縁壱という人の傍系子孫
なんだよ。 それもあって、
兄さんは強くなったんだと 思う。」
「……へぇ、なんかすごいんだな」
「そりゃあね。すごく強い人だった
らしいから。」
僕達はそんな会話をしながら、
前世で毎日を生きていた。
ある日、僕達は胡蝶さんに呼ばれ、
僕達は胡蝶さんの元へ向かった。
「胡蝶さん、話って……?」
「…お二人がなぜ前世に転生してまった
のか、私は全力を尽くして調べて
みたのですが、
転生してしまった理由がわかりました。」
「本当ですか!?」
兄は目を大きく開いた。
「……あくまで推測ですから、本当に
そうなのか私にも少し分かりません。
少し話が長くなってしまいますが、
お話させていただきます。
2ヶ月半前、お二人方の現代について
詳しくお話を聞きました。
どうやら、Aという人に有一郎くんは
刺されてしまい、無一郎くんはその後を
追いかけるように自殺したようですね。
その後、ここに転生したようですが、
私にはありえない話だと思うんです。
この世界は現実ですが、あなた達にとっては
夢の世界だと 私は思うのです。
僕は意味がわからなかった。
「どういうことですか、?
意味が 分からないんですけど、」
「……分からないのも無理はありません。
そうなんだくらいで聞いてください。
わたしも説明が下手なので、伝わりにくいとは思います。
あなた達は 恐らく今、 現代の病院で
原因不明の 永遠睡眠に陥っている
可能性があります。 」
「……て事は、ここは夢の世界なんですか?」
「……言ったでしょう。
“あなた達にとっては夢の世界”だと。
実際、現代の病院で寝ていることには
変わらないとは思うんです。
しかし、この世界は夢ではなく現実です。
私たちも普通に生きていますし、
この世界は 夢ではありません。
簡単にあなた達のことを説明すると、
霊感がない人でも
目に見える”幽霊”的 存在に なっています。」
……???幽霊??どういうことだ?
僕らが?
現実世界だけど僕らにとっては
夢の世界……?
どういうことなんだ、、?
話の内容が難しすぎて分からない。
兄さんに目線を送るが、兄さんも
あまり分かってはいなさそうだった。
「……帰る方法はあるんですか?」
「…えぇ、一応ありますけど、。
あまりにも危険すぎるかと思われます。」
「危険、、、?」
「帰る方法はひとつ。それは、
あなた達を半殺しにしたAさんを
この世界で 殺すということです。
きっとAさんも
この世界に来ているはずなのです。
…なのですが、私が調べた限り
Aさんは上弦の弐になっている可能性が
高いと思われます。」
「……!?上弦の…弐になっている、?
どういうことですか!!」
「それは私にもあまりよく分からないの
ですが、最近、Aさんによく似た
鬼が現れるとの情報を多く頂いて
おります。
この前あなた方にAさんの外見の
特徴をお聞きましたが、
あまりにも姿がAさんと
一致している様で、
その上弦の弐が、Aさんなのだと
思われます。」
「……そんな、」
「上弦の弐はものすごく強く、貴方たち
2人だけでは、あまりにも倒せないと
私は思います。
だから私は、
あなた方と一緒に上弦の弐を倒してくれる
人を募集しました。
すると、ある人が
一緒に戦いたいと言い出してくれました。
そのある人とは、炭治郎君です。
明日の夜の任務は、上弦の弐を倒す
任務となっております。
すごく苦戦するかもしれませんが、
炭治郎くんとの3人で何とか
上弦の弐を倒してください。
そうすれば、現実世界に
戻れると私は思います。」
すると兄さんは口を開いた。
「簡単に言うと、上弦の弐を3人で倒したら現実世界に戻れるって事ですよね。」
そう言うと胡蝶さんは はい と
頷いた。
「……そうですか、分かりました。
明日の夜、俺たちは上弦の弐を倒して
現実世界に戻ります。
胡蝶さん、ありがとうございました」
兄はそう言うと、僕の手を繋いで
後を去った。
「ねぇ、兄さん、僕全然分からなかったんだけど 」
「…とりやえず、上弦の弐を倒したら
俺たちは現実世界に戻れるとだけ知ってればいい。その上弦の弐がAだと胡蝶さんは
言っていたが、もしそれが本当なら
大変だぞ……」
「でも、胡蝶さんが助っ人の炭治郎
呼んでくれたんでしょ?僕たち3人で
頑張って鬼を倒そうよ!!!」
「……わかってる。」
「じゃあ、明日の夜に向けて今日は
沢山寝ないとだね!!!」
「お前はいつも沢山寝るだろ……」
「気のせいだよ〜!」
僕達はその日の夜、ぐっすりと寝ていた。
目を開けるとぐっすり寝すぎたせいか、
午後の1時になっていることが分かった。
「……やばっ、兄さん、!起きて!!」
「……ん、なんだよ、」
「もう午後の1時だよ!!早く準備とか
しないと!!!」
「……!?はぁ!?午後の1時!?
無一郎早く準備するぞ!」
僕たちは急いで隊服に着替えて、
ご飯を食べたりなど色々バタバタ
してしまっていた。
気がつけば午後の7時になっており、
もうそろそろ夜がくる。
僕達は、炭治郎と待ち合わせした場所に
急いで移動した。
「炭治郎〜!!!」
「あ!!無一郎くん!!
それと…有一郎!!まってたよ」
「遅くなってごめんね、、
寝すぎちゃって」
「俺は平気だぞ!!それより、体調は
どうなんだ?」
「えへへっ、平気だよ!!
…炭治郎、上弦の弐を倒す協力を
してくれるって聞いたけど、本当に
ありがとう。」
「……全然いいよ、!はやく現実世界に
戻れるといいね。そのためにも頑張らないとな!! 」
「うん!!!」
僕は炭治郎と楽しげに会話をしていると、
兄はなんだか少し嫉妬しているような顔で
僕を見ていた。
「…兄さん?どうしたの?」
「……別に。 上弦の弐は
山奥にいるらしいから、早く行くぞ。 」
「えっ、あっ、うん、!
炭治郎も早く行こう。 」
「うん、!頑張って生き残ろうな!」
僕達はそのまま山奥へと走っていった。
続く
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やばいずっとニヤけてしますWWWW