この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
廊下はあまり経年を感じさせないフローリングで、足の裏には均一に 敷(し)き詰められた木の感触だけがあった。そこそこ掃除は行き届いているらしい。
(廃屋とかじゃないんだな)
部屋の中よりも少々肌寒く感じる。
Tシャツ一枚でなんとか過ごせるということは、僕が眠ったのと季節はそう違っていないはずだ。
晩春か初秋か。暑くは感じないから真夏では無いだろう。
しかし、今日が何月何日なのかは定かではなかった。
そっと一歩踏み出してみたが、廊下は幸いにも 軋(きし)むことなく僕の体重を受け止める。
この階の廊下にはドアが三つあるようだった。
一つは、今、僕が出てきた部屋。
もう一つは僕が出てきた部屋の正面にある扉だ。
右に視線を転じれば、廊下の突き当たりにさらにもう******************
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コメント
6件
めちゃくちゃドッキドキです!!(((o(*゚▽゚*)o)))夜読むもんじゃない😨😨
まるで自分が追われているような感覚になって、謎にドキドキしながら読んでしまいますw