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恋 の 戦 。

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恋 の 戦 。

47 - 貴方の隣で

♥

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2024年01月28日

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47



『 …なにこれ』




私が視線を移した、先生の机には手紙が沢山あった。



「渡辺先生へ」


と書かれた、きっと、生徒からだろう。



中身は見ちゃダメだって、自分の頭では分かってたのに、手が勝手に動いてしまっていた。




渡辺先生、すきです




来週、2人で出かけられませんか。



私が、大人になるまで待っていてください。




渡辺先生、付き合ってくれませんか。








『 …モテモテじゃん、、』



胸が苦しかった。

私が高校生の時でもモテていた先生は、

今もモテモテで、

手紙を沢山貰っていて。



『 …私、ズルいよね。』




そうだよ。

私は、 元生徒 が嫌だって散々言ってきたけど、

元生徒 という肩書きを使って、先生と会ってたんだ。


先生の生徒のみんなは、勇気をだして、手紙を渡したのに。



『 …ごめんなさいっ、』






その場に居られなかった。

自分自身と戦えなかった私が、憎い。

私は、自分に甘えてただけだったんだ。




『 なんでもっと早くできなかったんだろ、』



私は、先生の家を出て、ひたすらに走った。

もう、辺りは暗い。







次の日、火曜日。


『 …おはようございます』

「〇〇ちゃん。おっはよ!」

『 はい。』



気分が上がらない。


先生と会って話したい、といつもは思ってしまうのに、今日は思えない。


先生と、話したい気分にならない。





午後6時過ぎ。


カラン


「いらっしゃいませー」

「あ、渡辺先生。〇〇ちゃんですか?」

「お、手塚くん。そう、いる?姫野。」

「今日の仕事は終わりでそろそろ出てきますよ」

「そ。じゃコーヒー頂戴。」

「わかりました」







もう今日は、どこにも寄らず、真っ直ぐ家に帰ろ


『 お疲れ様でしたー』

「おつかれー」




「姫野っ!」



名前を呼ばれて、振り返った先には、

今、会いたくなかった人がいた



『 …なんで、いるのっ』

「一緒に帰ろ。」

『 …はい。』



一緒に帰りたくなんかなかった。

でも、大好きな人に言われたら、嫌です なんか言えない。


会いたくなくても、話したくなくても

やっぱり 貴方の隣にいたい。

貴方の隣で笑っていたい。



そう思うのは、ダメですか。

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