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ルナ(*^^*)
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KIKU🎧️
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第二十一章「記憶の中の二人」
─映像が、再び動き始めた。
時計塔の壁いっぱいに、過去の光景が映し出される。
そこにいたのは─
今より少し幼いrdとkrだった。
pe「…え?」
peが目を丸くする。
pe「これ…rd先輩とkrさん?」
rd「俺たちの過去だな」
rdが静かに答える。
映像の中。
二人は訓練場で向かい合っていた。
kr『お前がrdか』
rd『……ああ』
kr『どっちが上か、確かめよう』
krが剣を構える。
rdも剣を構えた。
rd『いいな』
―ガキィン!!
剣がぶつかる。
pe「うおっ!?」
peが思わず声を上げた。
pe「めっちゃ戦ってるじゃん!!」
sn「最初からこんな感じだったんだ…」
snが映像を眺める。
sn「rdさん、今よりちょっと若い」
rd「当たり前だろ」
rdが即座に返す。
kyo「いやそうだけど!」
kyoが笑う。
kyo「でも、krさんも負けてへんなぁ」
kr「…ああ」
krは映像から目を離さない。
二人の剣が何度も交差する。
風と水。
蒼と水色。
互いの魔法がぶつかり合う。
やがて─
教師『勝敗は、引き分け』
教師の声が響いた。
映像が切り替わる。
次は魔力測定。
その次は模擬戦。
さらに次は剣術試験。
何度も。
何度も。
二人は競い続けていた。
kr「…十八回目」
krが呟いた。
pe「え?」
peが振り返る。
kr「俺とrdが模擬戦をした回数だ」
pe「数えてたんですか!?」
kr「忘れるわけないだろ」
pe「すご…」
peが素直に感心する。
その隣でsnが小声で言った。
sn「僕だったら三回目くらいで面倒になりそう」
md「オレモ」
mdが頷く。
kr「お前らはそうだろうな」
krが苦笑する。
すると。
映像の中のrdが、訓練場から立ち去ろうとしていた。
その背中にkrが声をかける。
kr『次は俺が勝つ』
映像のrdが振り返る。
rd『なら、俺も負けるつもりはない』
rd&kr「……」
現在のrdとkrは、何も言わなかった。
やがて映像が暗くなる。
そして─
別の場所が映し出された。
森。
小さな少年が一人、歩いている。
pe「…?」
peが目を凝らす。
pe「この子…」
rd「krだ」
rdが答える。
幼いkrだった。
今よりずっと小さい。
その手には─
青白い光を放つ、小さな欠片。
pe「封印の欠片…」
krの表情が固くなる。
kr「…そうだ」
映像の中。
幼いkrは森の奥へ進んでいく。
すると。
木々の向こうから、一人の少年が現れた。
紫がかった髪。
静かな瞳。
kr「…!」
krが息を呑む。
kr「セイル…」
映像の中のセイルは、幼いkrを見ると微笑んだ。
セイル『やっぱり、ここにいたんだね』
幼いkrが驚く。
kr『……誰だ?』
セイル『僕はセイル』
セイルは欠片を見る。
セイル『それ…持ってきたんだ』
kr『知ってるのか?』
セイル『うん』
セイルは頷く。
セイル『それは、封印の欠片だよ』
kr「…!」
現在のkrが拳を握る。
kr「俺は…あの時、初めて聞いたんだ」
セイルが幼いkrの持つ欠片に手を伸ばす。
だが─
その瞬間。
森の奥から黒い霧が現れた。
rd「!」
rdが警戒する。
rd「黒霧…!」
霧の中から、何かが近づいてくる。
幼いkrが剣を構える。
しかしセイルは、krの前に立った。
セイル『下がって』
kr『でも─』
セイル『大丈夫』
セイルは笑う。
そして。
セイル『僕が守るから』
kr「……!」
krが目を見開いた。
その言葉。
何度も聞いた。
夢の中でも。
記憶の断片でも。
そして─
今。
映像の中でも。
kr「…なんで」
krが小さく呟く。
kr「なんで、俺はこの後を覚えてないんだ…?」
映像が歪む。
セイルの姿が黒い霧に覆われていく。
そして。
一瞬だけ。
森の奥に立つ人物が見えた。
黒い羽根。
黒いローブ。
その人物は、幼いkrとセイルを見つめていた。
rd「…!」
rdが剣に手をかける。
cn「こいつ…」
cnも目を細める。
cn「黒羽…」
しかし。
顔は見えない。
声も聞こえない。
ただ。
その人物が手を上げる。
すると、黒い魔法が森全体へ広がった。
映像が真っ黒に染まる。
??『記憶封印』
その言葉だけが響いた。
pe「…記憶を封印した?」
peが呟く。
krは何も言わない。
しばらくして。
映像が再び戻る。
そこには─
現在のkrが立っていた。
しかし。
周囲には誰もいない。
セイルも。
黒羽の人物も。
そして─
封印の欠片も。
kr「……」
krが息を呑む。
kr「俺は…あの日、何をした?」
誰も答えられない。
すると。
リナが映像を見ながら、ぽつりと言った。
リナ「たぶん…セイルが消えた後、誰かがkrの記憶を封じたんだと思う」
pe「…リナさん」
peが振り返る。
pe「どうしてそこまで分かるんですか?」
リナ「……」
リナが一瞬黙る。
そして。
リナ「古代の記録に、似た術式があったから」
そう答えた。
pe「そっか……」
peはそれ以上聞かなかった。
だが。
rdはリナを見ていた。
ほんの数秒。
rd「……」
そして視線を映像へ戻す。
その瞬間。
時計塔に、低い声が響いた。
『過去を知ったか』
全員が身構える。
『ならば、次の問いを与えよう』
六つの魔法陣が再び輝き始めた。
『六人目の守護者─セイルは』
『何を守ったのか』
『そして─』
黒い魔法陣だけが、強く輝く。
『誰から、何を守ったのか』
─第三の試練は。
まだ終わっていない。
─第二十二章「光が繋ぐもの」へ続く。