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ルナ(*^^*)
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第二十ニ章「光が繋ぐもの」
─時計塔の奥。
六つの魔法陣が輝いている。
『六人目の守護者─セイルは』
『何を守ったのか』
『そして、誰から何を守ったのか』
その問いが響いた直後。
五つの魔法陣が、次々と光を強めていった。
rd「…また何か始まるぞ」
rdが剣を構える。
rd「全員、気をつけろ」
pe「おう!」
peも杖を握った。
その瞬間。
─ピカッ!!
pe「うわっ!?」
peの杖から、突然まばゆい光が溢れた。
kr「pe!?」
krが振り返る。
pe「な、何これ!?」
光はpeの周囲を包み込み─
そのまま、五つの魔法陣へ伸びていった。
rd「…!」
rdが目を見開く。
五つの魔法陣が、peの光に反応している。
pe「なんで…?」
pe本人が一番驚いていた。
pe「俺、何もしてないんだけど!?」
tr「魔力が勝手に反応したのか?」
trが近づく。
リナ「ちょっと待って」
リナが杖を構えた。
リナ「動かないで」
pe「え?」
リナがpeの魔力を観察する。
リナ「…変だね」
pe「何が?」
リナ「peの光魔法、普通の光属性とは少し違う」
pe「えっ!?」
peが固まる。
pe「俺、普通じゃないの!?」
リナ「そういう意味じゃないよ」
リナが苦笑する。
リナ「魔力の流れが…周りの魔力と繋がってる」
sn「繋がる?」
snが首を傾げる。
リナ「例えば、私が植物魔法を使うと、その魔力は基本的に私から外へ流れる」
リナは手のひらに小さな葉を作る。
リナ「でもpeの魔力は、周囲の魔力に触れると─」
葉に光が触れた。
すると。
緑色の魔力が、淡い黄色の光へ変わる。
リナ「…一緒に流れてる」
pe「へぇー…」
peが目を丸くする。
pe「なんかすげぇ!」
rd「いや、待て」
rdが割り込む。
rd「これは今まで確認されていたのか?」
リナ「……」
リナが黙る。
リナ「知らない」
rd「…そうか」
rdは少しだけ眉をひそめた。
その横で。
krが五つの魔法陣を見つめていた。
kr「…反応してる」
pe「え?」
kr「peの光に、五つ全部が反応してる」
五つの魔法陣から伸びた光が、peへ集まっていく。
そして─
中央に一本の光の線が現れた。
それはまるで。
五つの力を一本に束ねるような光だった。
『─光は、繋ぐ』
pe「……!」
peが顔を上げる。
『異なる五つの力を』
『一つの力として繋ぎ』
『失われたものを、再び結ぶ』
sn「これ…」
snが呟く。
sn「peさんの魔法のことじゃないですか?」
pe「え?」
peが振り返る。
pe「俺の?」
sn「だって今、完全に一致してる…」
snが魔法陣を見る。
sn「…光が五つの魔力を繋いでます」
pe「…………」
peは自分の手を見る。
pe「俺の光って…回復魔法じゃなかったの?」
rdが静かに答える。
rd「回復もできる。それは事実だ」
pe「じゃあ…」
rd「まだ分からない」
rdは首を横に振った。
rd「だが、何か秘密があるのは確かだ」
pe「……」
peは少しだけ不安そうな顔をする。
krがその肩を軽く叩いた。
kr「今まで使えてたんだ。急に怖がる必要はない」
pe「krさん……」
kr「それに」
krは少し笑った。
kr「お前の光に何かあるなら、調べればいい」
pe「……はい!」
peが笑った。
その瞬間。
六つ目。
黒い魔法陣が光った。
「!」
黒い光が空中に広がる。
そこに、一つの光景が映し出された。
─古代。
巨大な封印装置の前。
五人の守護者が立っている。
そして、その中央に─
セイルがいた。
守護者の一人A『本当に、いいの?』
セイルは頷いた。
セイル『うん』
守護者の一人B『でも、お前は守護者じゃない』
セイル『分かってる』
守護者の一人C『なら、なぜ?』
セイルは封印装置へ手を伸ばした。
セイル『僕が、この欠片を見つけたから』
守護者の五人が顔を見合わせる。
セイル『この封印には、六つ目の力が必要なんだ』
pe「六つ目の力……?」
peが呟く。
映像の中で、セイルは続けた。
セイル『五つの力だけじゃ、封印は完成しない』
セイル『でも僕の力を加えれば─』
そのとき。
セイルの背後から、黒い霧が現れた。
セイル『……来た』
cn「黒羽……!」
cnが身構える。
だが。
映像の黒い人物は、まだ遠くにいる。
その手には─
黒い羽根。
??『封印を壊す』
低い声が響く。
セイルが振り返る。
セイル『させない』
そして。
セイルの手から、淡い光が広がった。
その光は五人の守護者の魔力と繋がっていく。
pe「……!」
peが息を呑む。
pe「俺と…同じ?」
セイルの光。
五人の魔力。
そして─
一本に繋がる。
セイル『これなら、封印を完成できる』
セイルが微笑んだ。
だが。
次の瞬間。
黒い魔法が飛んできた。
映像が激しく揺れる。
守護者の1人B『セイル!!』
セイル『僕が守るから!』
kr「……!」
krが目を見開く。
kr「この言葉……」
黒い魔法が封印装置へ直撃する。
セイルが前に出る。
光が爆発する。
そして─
映像が途切れた。
「…………」
時計塔が静まり返る。
peは自分の手を見つめていた。
pe「…セイルも、光を使ってた」
kyo「いや」
pe「え?」
kyo「確かに似てる。でも…同じじゃない」
krは映像が消えた場所を見る。
kr「セイルの光と、お前の光には何か違いがある」
pe「……」
peは黙り込む。
すると。
床に落ちていた青白い封印の欠片が─
淡く光った。
そして。
peの杖も同時に光った。
二つの光が繋がる。
rd「…まただ」
rdが呟く。
rd「封印の欠片が、peに反応している」
pe「俺に…?」
peが欠片へ手を伸ばす。
指先が触れた瞬間。
─ピシッ。
欠片に、細い光の線が走った。
「!?」
全員が驚く。
だが、欠片は壊れなかった。
むしろ。
その表面に、新たな紋章が浮かび上がった。
六つの円。
そのうち一つだけが、黄色く輝いている。
ru「…これって」
が呟く。
ru「まさか─」
そのとき。
時計塔のどこかで、黒い羽根が落ちた。
『第五の鍵は─』
声が響く。
『まだ、目覚めていない』
そして。
黒い魔法陣が消えた。
─第三の試練。
その答えは、まだ完全には明かされなかった。
しかし。
peの中に眠る「光」が。
少しずつ、目を覚まし始めていた。
─第二十三章「五人の守護者」へ続く。