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数時間して、インターホンがなった。
お母さんが、玄関を開けにいくと、ズカズカと入ってくる父。
父「○○!どういうことが説明しろ!!男と同棲とかきいてないぞー!」
入ってくるなり、私に向かってきて、今にも胸ぐら掴まれるんじゃないか、てな勢いで近寄り大声をあげる。
○○「……あーも、うるさいな。近所迷惑なるから。」
父「は?勝手に同棲とか、常識的におかしいだろ!」
○○「他人の家にズカズカ入ってくる方も常識的にどうなの?挨拶もせず………」
そう言った瞬間、先程の事を思い出した……
母「お父さん、止めて。みっともない。」
照「○○??」
○○「……。」
深澤「○○?大丈夫??」
父「なんだお前ら!男3人寄ってたかって……!!」
母「あなた!!いい加減にして!」
父「……え……××?」
○○「……お、お母さん?」
深澤「…………!?」
照「挨拶遅くなりすみません。岩本照と申します。○○さんとお付き合いさせていただきます。」
父「…俺は認めない!!どうせ、今だけで、○○を裏切って、傷つけ……」
母「照くんはそんな人じゃない!!今日だって、私と、○○と辰哉くんを守ってくれたのよ?」
父「……ん?辰哉くん?」
深澤「あ、はい、深澤辰哉です。○○とは…」
母「○○のお兄ちゃん。元旦那の子。」
父「なんで君が…一緒に守られる?」
深澤「……それは…」
○○「なんにも知らないくせに…にぃにぃはちゃんと守ってくれたのに、私がでしゃばったからなのに、なんでにぃにぃ責めるの!そうやって何でも決めつけて、自分の思い通りにしようとして。だから、何も連絡しなかったの。それに、もう、私も自分の相手くらい、自分で決めるから。反対されても譲らないから!」
父「そういってろくな奴選べないだろ!こないだも警察沙汰なったばかりだろ!」
母「その時○○を守って助けてくれたのが照くんと、辰哉くん、そして康二くんなのよ!その後もこうやって○○のそばに居て…、ほんとにいい人達なのよ。今日も、元旦那に遭遇してしまって、色々あって。照くんが助けてくれて、辰哉くんは必死で○○を庇ってた。その後、康二くんのお店にお邪魔して。康二くんはすごく気配りできて。」
父「そ、そんなの……」
照「こんなあとだから、お父さんがいらっしゃらないとのことで、○○がお母さんを心配し、家に1泊するようにと提案したんです。僕もそれがいいと思いました。お父さんが、大事に、されてる、お二人ですから、何かあっては困るので。」
父「………」
母「○○ね、照くんといると、幸せそうにしてるのよ。辰哉くんともだけど、しっかり甘えながらも、○○らしく、居られて。ほら。こんな美味しそうなご飯も作ってるの。康二くんもね、仲良くしてくれて。」
○○「……お父さん、私、もう大丈夫だから。照となら、大丈夫。大丈夫……」
父「お前のその大丈夫はあてにならない。」
照「○○?」
母「もしかして、まだ話してないの?」
○○「………」
照「…??」
父「……やっぱり信用できてないんじゃないか。だったら辞め…」
○○「やだ。それは、私じゃない、照が決めること……だから。」
母「そう…ね。○○がほんとに照くんと居たいならちゃんと話しなさい。照くん、ちゃんときいてあげて?その上で今後2人どうするかきめたらいいわ。」
父「まぁ、それ次第でこちらも考えよう。」
○○「……」
母「ごめんなさいね。なんか、色々と…」
○○「……お父さんもご飯まだでしょ?食べていきなよ。まだあるから。」
父「……あぁ…。」
母「その間に話してきなさい。」
○○「はい」
お父さんが食べてる間に、照と寝室にいく