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第17話

佐久間大介から目黒蓮へ向けたビデオメッセージ



蓮へ。まず俺の事を幸せにしてくれてありがとう。病気による痛みやつらさに耐えきれず自殺するという道を辿らなかったのは蓮のおかげだよ。蓮はかっこよくて、優しくて、尽くしてくれて…俺にはもったいないぐらいの彼氏だったな…たまに本当に俺でよかったの?って思う時もあった。でも、蓮はそれを見透かしたかのように『俺には佐久間くんしかいないわ』って言ってくれたよね俺、あの言葉めっちゃ嬉しかったんだ。

蓮に渡したい物があったんだ!ベットの横の棚の下から2段目の小さい箱開けてみてね。俺から蓮に向けた最後のプレゼント。その箱の横に花が置いてあるから。その花の花言葉も調べておいてね!蓮には渡したい花が3つあるんだ!それぞれの花の名前は『ペチュニア』『黒色のコスモス』『ピンクの薔薇』だよ!

調べないと佐久間さん呪うからな〜笑

まぁ冗談はさておき…俺の本音を言うとね、死ぬのが怖い。蓮から離れたくない。蓮と結婚だってしたかった。身内だけで結婚式もあげたかった。蓮とやりたいこと沢山あるからこそ、死にたくなかった。でもね、蓮は俺が苦しむ姿見たくないでしょ?蓮が俺の苦しむ姿見て苦しむのは嫌なの。だったら俺は大人しく死を迎える。でも、もし奇跡が起こるんだったら…願いが叶うんだったら…



蓮のそばに永遠にいたかった。蓮。俺の後を追うなよッ…寂しいけど…俺は待ってるからッ…グスッ蓮が大好きだからッ…SnowManが大好きだからッ…だからッ…グスッ…最後まで成し遂げろよ

ありがとう。幸せだった!蓮愛してるよ!









めめside

「ふぐっ…えっぐ…大介ぇ…」

涙が止まらない俺は佐久間くんに言われた通り、棚を見に行った。そこに置かれていたのは大介がさっき言っていたであろう花がハーバリウムになっている瓶と、小さな箱。

箱を開けると、そこには、シルバーの指輪が入っていた。俺が大介にあげた指輪とデザインが全く一緒で、色違いのやつ。

「なんでッ…相談してないのに…おそろいになるのかなぁ…笑」

俺は、花言葉を調べた。

花言葉は大介の気持ちが表されており、俺はさらに涙が溢れた。

でも立ち直らないといけない。俺には大介から託された命がある。この命がある限り、俺は幸せな生活を送らないと行けない。

待ってて大介。見てて大介。

俺は、頑張るから…!SnowManとして、大介の旦那として!


次回、最終話です!

3つの花の花言葉

ペチュニア→あなたと一緒なら心が和む

心を鎮めてくれる、心の平安

ピンク色の薔薇→感謝、優しさ、優美、称賛

完全な幸せ












黒色のコスモス→恋の終わり、恋の思い出

移り変わらぬ気持ち

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