佐倉くんは学祭以来学校に来なくなったと聞いた。
瀬高「ま、そういう事だから。」
蒼井「ごめんね。僕のせいで。」
瀬高「蒼井は悪くねぇよ?」
蒼井「瀬高、ありがとう」
瀬高「おう!またくるわ」
瀬高くんだけが僕の前に現れるようになった。
3人揃ってずっと一緒って言ったのに。
僕のせいで全部崩れた。
母親「また瀬高くんが来たの?」
蒼井「もう僕の友達傷付けないで。」
母親「私は貴方を思って……」
蒼井「思ってないよ。」
母親「咲翔……」
蒼井「思ってたらそんな事しないよ」
また急に発作が来て今度は
全く誰の声も聞こえなかった
真っ白な空間に僕は置き去りにされたんだと思った。
もう戻ることない。と思ったけど目が覚めた。
瀬高「蒼井!!」
蒼井「瀬高……」
瀬高「目が覚めてよかった……」
蒼井「……」
瀬高「死んだかと思って焦った。」
蒼井「佐倉は……」
瀬高「来てない。」
蒼井「もう友達として一緒にいてくれないかもな」
瀬高「( ˙꒳˙(˙꒳˙ )ギュ」
蒼井「俺のせいだよな。。佐倉が傷ついたの。」
その夜2人に手紙を残した。
学祭の時は書けなくてだからもう一度。
震える手でボールペンを持ち
1枚1枚の紙に文字を書いた。
涙が溢れて悔しいのと悲しいのが混ざった。
自分でも今日が最後だってわかっていた。
最後の最後に佐倉くんに会いたかった。
また3人で話したかった。
手紙を書いた僕は安らかに眠った。
帰ってくることも無く……永久に。
続く
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!