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あの屋敷で一仕事終えて俺たちは屋敷に戻ってきたところだ。
「で、坊っちゃん。何か収穫はありました?」
「ああ、怪しい名簿があった。その人物を調べて行く必要があるがいい方法はあるか?」
「この名簿に載っている人間は全員貴族ですか?」
「あとは裕福な商人だ。」
「でしたら、その人間の近親者が一同に集まる場所に向かえばよろしいのでは?」
「アカデミーか。俺の爵位はまだ有効か?」
「当然です。」
「ではアカデミーに入学の意志を伝えておいてくれ。早くていつから入れる?」
「あなた様は侯爵代理ですから明日からでも入れますよ。」
「アッシュ、お前の準備はいつできる?」
「3日もあれば。」
「さすがだな。自分の命を狙った暗殺者を雇った父上に感謝をしなくてはな。」
そう言って俺は天井を見上げる。俺は多分狂ったように楽しい顔をしている。だってそうだろう?1年前のあれで俺は先に進めたんだ。そしてそれがもう少しで終わるのだから。