- ̗̀⚠︎ ̖́-
nmmn
本人様とは関係ありません
『こんなリーダーでも愛してください』の続き
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橙side
反省なんかしたくないよ。
俺は悪くないもん。
隠してるのが悪いんだ。
隠してなかったらこんなことになってない。
なんで、謝らないといけないんだよ。
絶対に謝らないぞ。俺は。
俺が泣かせたんじゃない。
紫くんが勝手に泣いたんだよ。
俺が屑なのは知ってるよ、ッ
でも、これが俺の本心なんだから、…ッ
家に帰ってもすぐ見つかるから
人気のない公園で1人、ブランコを漕ぐ。
何も考えたくないと脳が言ってる。
全て忘れてしまいたいと脳が言ってる。
雲行きの怪しい空。このまま雨が降って
思いっきり風邪をひいてしまいたい。
まだまだ残ってる心の傷がえぐられる感覚が
俺の中で響く。
少しすれば雨も酷く降ってくる。俺も
びしょびしょでもう視界がはっきりとしてない
俺ってこんなに弱かったっけ。
俺は強いのに。
強いって思ってたのに、雨が降って数分で
倒れそうだよ。
雨も降って、誰1人いない公園。
外を歩いてる人も自分を雨から守り走ってる。
これで俺はあいつらと会う確率は少なくなった
嬉しく思っちゃいけないのはわかってる。
でも、嬉しく思わないと俺が壊れそうだ。
どうせあいつらに会ったら俺は敵扱いなんだ
ど~せ、会っても俺が壊れるだけ。
自分は大切にしないと。
がたっとブランコから落ちたのが分かっても
起き上がれない。
体が重くて、瞼も重くて、動く気力がない。
ここで意識を飛ばしたら邪魔なのは分かってる
でも、意識を飛ばす以外の選択肢がない。
もう、頭が回らない。
喉が閉まる感覚がハッキリする中
目を閉じて、意識を飛ばす。
誰も助けないで。
迷惑かけてごめんなさい。
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
青side
紫くんの件が落ち着いて
橙くんの件に話は移る。
オフィス内にも橙くんはいなくて
外へ探しに行く事に。
紫くんはまだ症状が落ち着いてないから
赤くんとお留守番。
3人で探してれば、結構な雨が降ってきて
コンビニで簡単な傘を買って手分けして探す
橙くんは傘持ってないと思うし
少し足を速める。
少し進めば見えてくる公園。
誰もいない公園にやたら目立つ橙色。
近くに行けば予想してた人。
でも、様子は予想と外れた。
揺れてるブランコの下で下半身は
水溜まりに浸かって、酷く震えてる。
声をかけても、体を揺らしても反応はなく
ただ震えてる。
体も冷たくて、生きてる体温が感じられない。
怖くて何も頭が回らない。
でも、まだ今なら橙くんの命を救えるかもと
言い聞かせて、震える手で救急車を呼ぶ。
みんなにも橙くんの事を伝えて
2人には居場所を教えて集まってもらう。
救急車も来て、桃くん達も来て一緒に
付き添いで救急車に乗る。
救急車での話によると低体温症を引き起こして
体の体温が下がってるらしい。
その影響で呼吸も浅いらしい。
橙くんの意識も戻らず、治療室へ。
僕らは待合室で赤くんたちの到着を待つ。
なんか、紫くんが来たいらしい。
やっぱり相方さんだしね。
でも、僕は紫くんも心配。大丈夫かな…
桃『これ、橙のスマホ壊れてるわ。水没』
黄『まじか、』
青『ポケットは完全に水溜まりの中だった』
桃『ん~、じゃあ、治らんぞ…』
黄『ぁ、赤たちだ……、w』
桃『なんだあの袋はw』
遠くに見えたのは白い大きな袋を抱いた
紫くんとそんな紫くんを見守ってる赤くん
なんだ、あの袋は。
めちゃくちゃ大きいw
赤『橙くん大丈夫?』
青『体を温めていけば大丈夫らしい』
赤『良かった、』
青『あの、袋、これど~したの、w』
赤『これはぬいぐるみとジュースとおかしw』
桃『ぬいぐるみ、w』
赤『そう。可愛いって言って』
赤『お店から離れなくなっちゃって、』
黄『紫く~ん』
紫『ん、?、っげほ、』
黄『お菓子買ってきたの?』
紫『うん。おいしそ、ごほっ…うだったから』
黄『そっか、w』
会話の途中に入る咳も多分チック症のもの。
まぁ、気にしなければ全然普通の会話だよ。
紫くんは無意識なんだから、僕らが
気にしちゃったら紫くんが辛いだろうし。
紫くんたちが来て、紫くんの購入品を見てたら
お医者さんから声をかけられて
橙くんの様子が伝えられる。
お医者さんに聞いた話によると
体力の使い過ぎや精神的なものによる
熱がこれから出るかもと伝えられる。
体温下がったあとの熱かと疑問に思ったけど
こういうケースは少なくないらしい。
意識も1回戻ったが、体温が正常より
下だったからまた寝ちゃったらしい。
2日間は念の為入院だって。
それを聞いて桃くんは荷物取りに行った。
まぁ、橙くんも色々疲れちゃってるんだよ。
橙くんは人柄が優しいから
素直に言えることは少し限られてるよね。
病室にも案内してもらってから
また、色々説明してもらう。
先生が病室から出ていけば沈黙の場で
思ったよりも悲惨は姿で寝ている橙くんに
びっくりしている。
僕の中ではただ体温が正常より
下がっただけだと思ってたけどそんな事はない
まだ熱が上がりきってなくて寒いのか
震えてる手。
橙くんの体には色んな管が繋がれてて
呼吸器もつけてある。
肩までしっかりかけてある毛布と
掛け布団の中にはしっかりカイロも
置いてあって、体温を上げることに
全てをかけてる。
部屋自体も暖房がつけてあって暖かい。
外から帰ってきた桃くんもここは
相当暖かいって言ってる。
紫『青ちゃん、これ美味しいよぉ』
青『はいはい、w』
さっきからずっと横にいる紫くんから
お菓子を受け取ってる気がする。
どんどんお腹いっぱいになっていくけど
紫くんが止まらない…w
橙『……っ…、?』
桃『橙、おはよ。体調大丈夫?』
橙『さむい、』
桃『そっか、とりあえずナースコール押すよ』
橙『ん、ッ…』
橙くんが起きたからまた改めて説明を聞いて
お医者さんがいなくなれば、また6人の空間。
橙くんは寒くて震えてる。
でも、これ以上温めたら体温管理をする機能が
正常に動かなくなっちゃうからだめなんだって
まだ体が温まってないから呼吸器も外れず
夜ご飯も食べれる状態ではないから
点滴と鼻チューブで栄養を取り入れるらしい。
紫『こ、…ぅれ、もって、…あ~…てて、』
青『うん、?』
紫くんから急にお菓子を渡されて
少しびっくりして、はてなマークが頭に浮かぶ
でも、紫くんがしたことはしっかり紫くんで
すっごい嬉しかった。
紫くんは手に持ってた、お菓子を口に入れて
橙くんの布団にぐいぐいと潜っていく。
紫くんは橙くんと自分の背中を合わせて
小さく丸まる。
これで暖かくなると思ったのかな。
しっかり管が絡まないように背中側だし。
やる事は5歳児みたい。紫くんが小さく
丸まってるから見えなくなっちゃった、w
橙『……、紫くん、寝たよ…w』
桃『え?wこの一瞬で?w』
橙『後ろから寝息が…w』
黄『……ほんとだ、寝てる…w』
青『はやw』
赤『疲れてたかな、w』
紫くんが起きてから帰ろうかな。w
𝙚𝙣𝙙 .
橙くんを忘れてたからw
コメント
9件
まじで橙くんどーしたんだろって思ってたからちゃんと分かってよかった(?)
笑 リク?答えてくれてありがとうございます!笑
リクエスト失礼します🙇♀️ ❤️くんのうつ病(重度)って出来ますかね…、?