テラーノベル
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食べ終わったら、撤収準備。
皿やゴミの他、問題集、持ち込んだノートパソコンとプリンタをカバンにしまって。
部屋の鍵を返し、全員で図書館を出る。
「私も進化したのだ。デ・セボから、デ・ゼボ・デ・カンポくらいにはなったのだ」
「デ・ベジョータまでいかないところが、奥ゆかしいのです」
未亜さんには通じている様子。
確かイベリコ豚のランクだったかな、今のは。
「ただ、復習は明日以降でいいからして欲しいのです。あのテストで最初に間違ったところ、あれを解くだけでもいいですから」
「わかりました。ちゃんと、やっておきます」
これは美洋さん。続けて、
「それにしても、1日だけでも、何とかなるものなのですね」
という感想を続ける。
「数学は一番簡単なのですよ。システム的に覚えれば、最小限の労力で済むのです」
「未亜は、確かにそういう処や方法論は良く知っているのですけれど、肝心の教え方は、余り上手くないですよね」
「うっ」
「確かにそうなのだ。教え方は、悠のが一番わかりやすいのだ」
なんて言いながら歩いて、そして。
「そう言えば、ドングリ取りとかくるみ取りとかは、いつごろやるのだ」
亜里砂さんが尋ねてきた。
「順当にいけば9月終わりの期末休みかな。ただ、天候とか気温次第というのはあるけれどさ。実がなっていないと、話にならないし」
「もしやるなら、教えて欲しいのだ。参加してみたいのだ」
「ああ。勿論OKだな。ただ学校の保険関係手続き上、参加する時は、仮入部だけしてもらうけれどさ」
「全然問題ないのだ。現在は無所属ノンポリ支持政党無しなのだ」
先輩による亜里砂さん勧誘作戦は、成功したらしい。
なんて話を聞きながら思う。
でも話には、その先があった。
「なら、9月の19日から22日までの連休、全部でなくてもいいから、亜里砂さんのところで、お泊まり会をしたいのですけれど、大丈夫ですか」
美洋さんが、そんな提案を。
さては話を聞いて以来、狙っていたな。
「うちは全然OKなのだ。ただ外泊届をどうやって出すかが問題なのだ」
「私と実亜と彩香は、そのまま出していいんじゃないでしょうか。亜里砂さんの家にお泊まりに行くって。悠は自宅がそんなに遠くないですし、自宅に帰るという口実にすれば」
「これは、私は聞かない方がいい相談かな」
川俣先輩が、にやにやしながら、そんな事を言う。
「でも寝袋とマットは全員分、先生に借りた方がいいのです。どうせならベッドではなく、全員で雑魚寝しながら話をすればいいのです」
あ、未亜さんも乗り気だ。
そうして、話は具体化していって。
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