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#めめこじ
junp
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#ノベル
あべさく正義♡
265
ふみ
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それからというもの――。
阿部は、
キスしかしてくれなくなった。
優しく触れる唇。
頭を撫でる大きな手。
抱きしめてもくれる。
だけど――。
もっと、触れてほしい……
もっと欲を満たしてほしい…
胸の奥にぽっかりと穴が空いたようだった。
日に日に食欲も減り、
笑顔さえ少なくなっていく。
💛「……佐久間」
💛「顔色悪いぞ。大丈夫か?」
心配そうに覗き込む岩本。
🩷「……うん」
🩷「大丈夫」
そう笑ってみせるものの、
その笑顔はどこかぎこちなかった。
メンバーも少しずつ異変に気づき始めていた。
──────────────
家に帰っても、
部屋は静かなままだった。
阿部は机に向かい、
参考書を広げている。
🩷「……阿部ちゃん」
勇気を振り絞って近づく。
すると――
💚「Stay(待て)」
その一言だけで、
佐久間の足は止まった。
🩷「……っ」
💚「今日は勉強の日だから」
視線は本から離れない。
🩷「俺、……身体が…」
かすれた声で呟く。
💚「薬、飲んだ?」
🩷「……まだ」
💚「先に飲んでおいで」
その言葉は優しい。
優しいはずなのに、
今の佐久間には、
どこか遠く感じてしまう。
🩷「……わかった」
小さく頷く。
阿部は変わらず本へ視線を落としたままだった。
🩷(俺のこと……見てくれない)
胸が締めつけられる。
これ以上ここにいたら、
涙がこぼれてしまいそうで。
🩷「……お風呂、入ってくる」
返事はなかった。
静かな部屋に、
ページをめくる音だけが響いている。
佐久間はそっとリビングの扉を開け、
一人、浴室へ向かった――。
──────────────
浴室で一人、処理しようと指を這わせる。
けれど、満たされることはない。
🩷(全然、足りない……)
Domの愛に飢えた身体は、
自らでは決して満たされない。
このままPray(プレイ)を受けられなければ、
俺はどうなってしまうのか。
孤独と不安だけが、湿った浴室の空気に溶け出していた。
──────────────
ある日の打ち上げ――
店内にはメンバーの笑い声が響いていた。
その輪の中心には、楽しそうに話す阿部がいる。
🩷「……」
少し離れた席から、その姿を見つめる佐久間。
🩷(前までは……)
🩷(俺が誰と話してても、ちゃんと俺のこと見てくれてたのに)
🩷(なんで最近は……)
胸がじくりと痛む。
すると隣に座っていた深澤が、小さく声をかけた。
💜「佐久間……」
💜「顔、真っ白だぞ」
🩷「え……まじ?」
💜「最近、阿部となんかあった?」
🩷「……ちょっとね」
苦笑いを浮かべることしかできなかった。
──────────────
打ち上げも終盤。
席を立った阿部に、目黒が声をかける。
🖤「そろそろ行く?」
💚「うん」
阿部は振り返り、みんなに軽く手を振った。
💚「ごめん。」
💚「このあと目黒と予定があってさ」
🩷(……え)
一瞬、思考が止まる。
🩷「……何時に帰ってくるの?」
💚「んー……」
💚「まだ分かんないかな」
その何気ない返事が、
今の佐久間にはあまりにも冷たく聞こえた。
🩷「……俺」
🩷「ちょっと話したいこと、あったのに」
💚「それなら、明日でもいい?」
その一言で――
胸の中に押し込めていた感情が、
音を立てて崩れた。
🩷(明日……?)
🩷(俺はずっと我慢してたのに)
🩷(俺って……そんな後回しなんだ)
ぎゅっと拳を握り締める。
そして――
🩷「……もういい!!」
店内に大きな声が響いた。
全員の視線が集まる。
🩷「別の人に頼むから!!」
感情のまま机を叩き、
勢いよく立ち上がった、その瞬間――
ふらっ……
🩷「……あ」
視界がぐにゃりと歪む。
そのまま、
力なく床へ倒れ込んだ。
つづく。
コメント
19件

あー!?さっくーん! 大丈夫かー!! 完全にストレスで食べる量が減ったことによる貧血だ、、 阿部ちゃん、、さっくんもう限界だよー😭 早くでろでろに甘やかしてあげて〜! 私はさっくん用に栄養剤の用意をせねば。・*・:≡( ε:) (※私は医療関係者ではありません( ᐛ ))
あぁもうほんと大好きですぅ😭💖 神作を共有いただきほんとに感謝です‼️😭 さっくんだいじょぶかぁぁあ
さっくーん!