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ぷちひなフレンズ恋愛日記

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ぷちひなフレンズ恋愛日記

2 - 第2話夏祭りのきらめき

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2025年09月22日

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ぷちひなフレンズの恋愛日記:夏祭りのきらめき

第一章 夏のはじまり

ジリジリと照りつける夏の日差し。

麦わら帽子に風鈴の音、氷の溶ける音……町はすっかり夏の空気に包まれていた。

そんなある日、町内放送のスピーカーから元気な声が響いた。

「来週末は、恒例の“ぷち町なつまつり”!浴衣での来場大歓迎です♪」

その一言に、ぷちひなフレンズの間でも一気に話題が広がる。

「なつまつりか〜!行きたい!絶対いきたーい!」

いむくんが目をキラキラさせて叫ぶと、

「うん、おれ屋台の唐揚げ食べたい……いや、焼きそばもいいな……」

ぽんたくんは想像だけでお腹を鳴らしていた。

「今年は、夜に花火も上がるって聞いたぞ」

とゴッキーくんが涼しい顔で言えば、

「……浴衣……着ていこうかな」

ひなこちゃんがぽつりとつぶやく。

その横で、ぷちぷちくんは黙っていた。でも心の奥は、そわそわしていた。

──ひなこちゃんの浴衣姿、見てみたいな。

そして同時に、こう思っていた。

──今年の夏祭りは、きっと忘れられない日にしたい。


第二章 浴衣とすれ違い

祭り当日。

夕暮れ時、町の広場には提灯がずらりと並び、太鼓の音がリズムよく鳴り響いていた。

いつもと違う雰囲気に、子どもも大人もみんながワクワクした表情をしている。

人混みの中で、先に集まっていたのはいむくん・ぽんたくん・ゴッキーくん。

「お、浴衣じゃん、いいね〜!いむくんそれ似合ってるよ」

「えへへ〜、わかる?母ちゃんに選んでもらった〜!」

「……にしても、ぷちぷちとひなこちゃん、まだ来ないな」

ゴッキーくんが言ったその時──

「──ごめん、待った?」

振り返ると、そこには淡い水色の浴衣を着たひなこちゃんが立っていた。

髪は上げられ、金魚の髪飾りがゆれている。

「わぁ……!」

いむくんが目を丸くし、ぽんたくんは「これは天使」とつぶやく。

「……すごく、似合ってる」

とゴッキーくんがぽつり。

でも、そこに肝心のぷちぷちくんはいなかった。

「え……ぷちぷちくん、まだ来てないの……?」

心の奥が、少しだけ沈む。


第三章 ふたりの時間

それからしばらくして──

ぷちぷちくんは屋台の裏で、スマホを手に慌てていた。

「……ごめん、まさか浴衣の帯、逆に結んでたとは……!」

準備に手間取って、待ち合わせの時間に遅れてしまったのだった。

「……早く行かなきゃ」

ようやく広場にたどり着くと、そこにいたのはひなこちゃん。

少しだけ、寂しそうな顔で空を見上げている。

「ひなこちゃん……!」

「……ぷちぷちくん」

目が合った瞬間、空気がふわりと変わった。

「遅れてごめん……すごく、綺麗だよ。浴衣、似合ってる」

「ありがとう……ぷちぷちくんも、浴衣……かっこいい」

ふたりは自然と並んで歩き出す。

夜の屋台を見て回りながら、金魚すくいに挑戦したり、りんご飴を半分こしたり。

「今日ね、みんなといても、なんかずっとぷちぷちくんのこと探してた」

ひなこちゃんが照れくさそうに言う。

「僕も。君のことしか考えてなかった」

照れ笑いと一緒に、そっと手が触れ合う。

次の瞬間、花火の音が空に響いた──。


第四章 夜空に咲く約束

夜空に大きく広がる花火の光。

色とりどりの光が、ふたりの表情を優しく照らす。

「……きれいだね」

「うん……でも」

ぷちぷちくんは言う。

「君のほうが、きれいだよ」

「……もう、それ言ったらずるいよ」

ふたりは見つめ合い、そしてゆっくりと手をつなぐ。

その手は、花火の音にも負けないくらい、しっかりとあたたかかった。

「来年の夏祭りも、またいっしょに来ようね」

ひなこちゃんが小さく言った。

「ううん、来年だけじゃない。再来年も、ずっとずっと」

ぷちぷちくんがまっすぐな目で返す。

「……ずっといっしょにいたい」

その言葉に、ひなこちゃんはふるふると頷いた。


エピローグ 夏のきらめき

花火が終わり、夜風が少しだけ冷たくなる。

いむくん、ぽんたくん、ゴッキーくんも合流して、みんなで歩く帰り道。

「なんだかんだ、今年の夏祭りも最高だったね!」

「来年は屋台出そうかな〜おにぎり専門店!」

「やめとけ、速攻で売り切れて混乱する」

ゴッキーくんが静かにツッコミを入れる。

その中で、ひなこちゃんとぷちぷちくんは静かに手をつないだまま。

指先から伝わるぬくもりは、夏の夜をそっと包み込んでいた。

──たとえ季節が過ぎても、この想いはずっと消えない。

そして夜空には、最後の一発。

金色の大輪が、ふたりの未来を照らすように、静かに咲いた。


🌟**おわり(夏祭り編)**🌟

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