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#シングルマザー
水羽凛
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なるほど「白露」ってんだな。
やっぱり夜華を刺した
張本人な訳だ。
白露
「………」
緋薔薇
「……….」
気まじぃんだよ。
なんでわざわざ私の隣に来た…
本来なら、
私が白露を恨む相手なんだよな
助けてくれた恩
圧倒的な戦闘圧
夜華を刺した怨敵
この3つが私の中で
せめぎあってんだよな。
白露
「私が憎いか?」
と言われてもな。
正直、多分事情があったんだろう。
なけりゃあ
夜華は殺されてただろうしな。
だから私は____
緋薔薇
「おう。正直やりかえしたい」
白露
「ふむ。」
だがな
緋薔薇
「許す。お前を許す」
白露
「は?」
緋薔薇
「夜華も生きてたし、私を助けてくれたし
2人の中で事情があったんだろ?」
白露
「…….感謝する」
緋薔薇
「細かい事はわかんねーよ。だから許す」
白露
「…..なるほど。」
緋薔薇
「とにかく、ありがとうな!」
白露
「あと、これをあげよう」
あ!塗り薬だ!
白露
「見たところ手荒れが酷い。たまたまあった」
ラッキー!
緋薔薇
「助かる!」
白露
「緋薔薇、今、幾つだ」
緋薔薇
「19」
白露
「やっぱり」
緋薔薇
「なにがだ?」
白露
「いや、なんでも。
それより帰路を教える。」
??
緋薔薇
「ありがとう。」
私は白露に道を教えて貰えてきちんと帰れた!
長い時間に感じたけど、
思ったよりかかってなかった。
お姫様…..
私さ、
なんかやばい事したんかな?
姫よな。
姫って一番上の位なんだよな。
死刑?
私絶体絶命か?
一応、夜華に相談しよう。
足が重いな。
本来なら15分かかんないんだよ
でも43分かかってんな。
はぁー
しんどっ
帰っても無視だもんな
それより、
なんであそこに男が居たんだ?
_____ギィ
ちらちら
帰ったけど、明かり無し。
だよな。
______ぱたん
ただいまーーーーーーー!
いつもなら夕方になる前くらいには
玄関明かりついてんだけどな。
とりあえず、
近くで買った野菜があるから……
料理したいけど
あー、
泣きたいなぁ。
寂しいな
一人で居るみたい。
出迎え無し、明かり無し
部屋真っ暗、雑談無し。
考えても仕方ない!
とりあえず
______腹ごしらえだ!!
シチューは慣れた〜
美味く作れる〜
夜華に教わったからな〜〜
ふんふ〜んふ〜ん
まずは野菜を〜
1口サイズに
切って煮込んで蓋をして〜
待機!!
簡単!!
ルーもきちんと
人数分より欠片を多く入れて
とろみをつけますとぉ
完成!!!!
…..ふふ、
一人遊びも覚えた。
歌いながら作ったらよ
早く作り終わる
そんな気がするからな。
うん。
だってよ、少し多く作ったらさ……
ほら?私さ
沢山食うからさ
うん。
夜華が来たら一緒に食えるじゃんよ
あれ?
なんで私泣いてんだ?
もう怖い場所から帰ったんだ
白露に道教えてもらったから。
あはは、私らしくない。
今日は疲れたなぁ。
___ウトウト。
______スースー。
私は気づいた時には
机に伏せて寝ていた。
まだ夕方なのに
安心しちゃって寝たんだと思う。
どれくらい寝てたんだろう。
___ンッ
徐々に視界が明るくなってきた。
______?!
__________いい匂い!!
目の前を見てみると
夜華がキッチンに立っていた!!
緋薔薇
「夜華!!!」
夜華
「緋薔薇ちゃんおはよう。」
夜華の顔が青い。
喧嘩後、初めての会話だから
多分、沢山考え抜いての行動だからかな?
夜華
「シチュー上手になったわね。
とても優しい匂い。美味しそうね。」
温め直してくれてたのか
相変わらずスキル高すぎるんだよ。
女子力が高いっていうんだよな。
夜華
「緋薔薇ちゃん、えっとね」
緋薔薇
「飯食う時でいいよ」
今話すより。
飯を口に入れてる方が安心して話せるからな
あと今話させると
「ごめんね」だけ言われると思ってしまった。
夜華は自己犠牲の精神だからな。
どうも夜華は
自身を悪者にして非を見つめる
夜華
「わかったわ。」
_______頂きます
やった!久しぶりの2人の時間だ!
でも空気は重いよな
でも1歩ずつ。
ゆっくりでいいよ。
緋薔薇
「今日な、出かけてよ」
……….
しゃーない
緋薔薇
「黙々と歩いてたらさ
ピンクと緑の照明が目立つ地域に出ちまってさ」
夜華
「え?!」
___!!
なんだよ、びっくりした。
急にでけぇ声だしたな。
夜華
「そこって。緋薔薇ちゃん怪我は?!」
なんだ?なんだ?
緋薔薇
「ねぇよ、夜華が教えてくれた制圧術を
駆使したからな!身体ピンピンよ!」
夜華
「怖かったでしょ、私が一緒に行けば」
緋薔薇
「はいはい、卑屈はいいから、
で?どうしたって?」
夜華
「あそこは、違法建築物なの」
まじか。……….ん?
違法。建築物。
ん?
え?まじか?!
夜華
「もう2度と行ったらだめ!!!」
____?!
緋薔薇
「…..悪かった」
わざとじゃない。
って言いたかった
だけど、夜華の心配の怒りは受け止めないと。
夜華
「あそこは、違法販売をしてるの。
男性が居たでしょ?」
あぁ。何故かな。
緋薔薇
「いた。」
夜華
「あの人達は怖いのよ。薬、快楽、違法物を
…………….専門として扱う店が多いの。」
ふむ?
夜華
「人喰い沼と同じよ。1度溺れたら
助けれないの。あの人たちはね関わったら
いけない、2度といかないで!」
こっっわ、
どうやら通称「ごろつきの街」って名前らしい
「無法の先駆者」って奴ららしい。
いわゆる、この世界で住む権利がない
流れ者らしく、法の外に住む凶悪らしい。
皮肉な名前だなぁ
夜華
「緋薔薇ちゃん、話ていいかしら?」
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第21話、緋薔薇が白露に「許す」って言ったシーン、すごく響きました。 感情がぐちゃぐちゃで、恨みたいのに助けてもらってる矛盾を抱えながら、それでも「事情があったんだろ」って歩み寄れる強さ、かっこよかった…。 夜華との空気がまだ重くて、でもシチューの温かい匂いと「飯食う時でいいよ」って気遣いに、じんわりきました。 一人で泣きながら料理して「夜華が来たら一緒に」って思う切なさ、すごく伝わってくる回でした🌙