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#爆豪勝己
うんの
45
えむは家に着くなり、部屋に駆け込んだ。そして、その場に座り込んだ。
「あぁ。なんか、ずっと笑顔でいるの、疲れたな。これから1年間、これを続けていかなくちゃいけないの?みんなにバレないように笑顔を振り撒きながらみんなと過ごして。ショーを届けていかなくちゃいけないの?そんなことをしていいよの?」
えむはわからなくなってしまった。自分が今していることは最悪な行為だ。仲間を騙してるようなものだ。えむはそう思った。
ー私は今、みんなに嘘をついてる。本当は、ちゃんと言いたい。でも、言ったらきっとみんなは、私に遠慮をしちゃうよね。それだけは避けたい、な。みんなと同じように、同じ仲間として接して欲しい。それなら、。
「このまま続けよう。例え私自身が辛くても、みんなのためなら、耐えられる。どうせあと一年しか生きられないんだから」
そうボソッと言い、えむはベットの中に潜り、静かに泣いた。明日からもまた学校がある。そして学校でも、明るい姿を演じ続けなければいけないと、えむは思った。
ピピピー
「んー?朝、ー?」
朝が訪れた。今までなら、すごく嬉しくて、一日にワクワクしていたのに、今はそんなものを微塵も感じなかった。今のえむにあるのは、ワクワクとは正反対の感情だった。
「学校の準備、しなくちゃね」
えむは、朝食を食べずに家を出た。特別お腹が空いていたわけでもなかったし、食欲も全くと言って良いほどなかったから。
「学校、しんどいな、。頑張って耐えよう」
すると、後ろから明るい声が聞こえてきた。
「えーむちゃん!おはよう!」
「あ!咲希ちゃんだ!おはようワンダホーイ!」
「ワンダホーイ!」
これがえむと咲希の挨拶だ。咲希は、司の妹で、性格も司にそっくりだ。すごく明るくて友達思いの優しい子だ。彼女はLeo/needでプロとしてバンドをやっていたりする。
「そういえばえむちゃん?今日の宿題やった?」
「あー!忘れてた!急いで行ってやらないとー!」
「えむちゃん、良ければ私の宿題、見せようか?」
「本当に?ありがとー!」
ー咲希ちゃん、やっぱり優しいや。話したらわかってくれる、のかな。いや、ダメだ。迷惑をかけちゃう。
すると、咲希が言った。
「ほら、えむちゃん!早く行くよー!」
「うん!」
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