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仁人side
勇斗『仁人おはよう』
仁人「…勇斗くんおはよう。」
勇斗『仁人今日いっしょに……』
仁人「ごめん、ちょっとトイレいってくるね」
勇斗『仁人!お昼一緒に、』
仁人「ごめん、今日別に食べる友達いるから、」
勇斗『…そっか。』
俺はあれから、とことん避けた。
避ける度に、勇斗くんの哀しそうな顔を見るのが辛かった。
けど、これでいいんだと思う。
俺と勇斗くんは釣り合ってないから。
勇斗『仁人。』
仁人「…ごめん、今日も用事あって。」
勇斗『…逃げんな。』
勇斗くんの目は怒ってるような。
でも、本気じゃなくて、少し寂しさもあるような目をしている。
仁人「…なに、逃げてないよ。」
勇斗『明らかに俺のこと避けてんのに、よくそんなこと言えるな。』
『なに。チャンスあるかもしれないって言葉は嘘だったのかよ?』
俺は、なにも返せなかった。
すべて、事実だから。
仁人「チャンスって言葉は、嘘じゃない…。」
勇斗『じゃあなんで避けんだよ。俺は、仁人にどんな理由があるのか分からない。』
仁人「…うん、」
勇斗『だけど、どんな理由でも、仁人に避けられることは望んでねーんだよ。』
俺は、勇斗くんの言葉が刺さった。
そうだよね。
仁人「…じゃあ理由を伝える。」
「俺は、1回人気者の人と付き合ったことがある。」
勇斗『…うん。』
仁人「俺は、人気者の彼にずっと嫉妬をしてた。それが原因で、人気者の人と付き合うのは抵抗がある。」
「人気者の人は、中心的存在じゃない俺と付き合うと、変な目で見られる。だから嫌だ。」
勇斗『…そっか、』
仁人「だから、勇斗くんのことが嫌いな訳じゃない。むしろ、好きな方なんだと思う。」
勇斗『…っ、!』
仁人「でも俺は、勇斗くんとは釣り合わない。」
「だから避けるっていう選択を、旅行の前からしてました。」
勇斗『…だから浮かない顔してたのか…っ、』
仁人「勇斗くんを傷つけたくなかった。でも結果俺の決断が余計傷つけちゃった。ごめんなさい。」
勇斗『…気持ちが聞けたから大丈夫。』
『じゃあ、高3で、まだお互い好きだったら、付き合って。』
仁人「…うん、わかった。」
勇斗『じゃあ、またね。』
仁人「うん、またね。」
俺は、勇斗くんに気持ちを伝えることが出来た。
高3で、お互いまだ好きだったら、付き合う。
そんなの、俺は勇斗くんのこと諦めれるわけない。
ちゃんと前から好きだった。
気持ちに気づいたのは、旅行の日。
でも、俺は勇斗くんの望む答えには出来なかった。
でも、勇斗くんのことを愛してる自信はある。
遠い存在の貴方を、独り占めできる日が来るまで、俺は一途に貴方を愛し続けます。
だから、どうか、俺のことは嫌いにだけはならないで。
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いやすきです

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