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すずとみさきと私は、いつだって人の悪口を言っていた。
その中心が私だった。
私のポジションはいつだってそう。
ノリで悪口を言う、最低な子。
先生にだってそう思われていたと思う。
でも、すずとみさきは、ずっと私と居てくれて嬉しかった。
「マジ死ね」とか、「あいつ本当クソだよね〜。」とか、普通に言ってた。
今思えば、合わせてた?2人とも。
私に合わせて、喋ってた…?
「じゃあ、やっぱり私が悪いの…?」
それなら、教えて欲しかった。
ずっとずっとわからなくて、迷って、迷って、迷い続けてきたのに。
結局私が悪いの…?
もう1人は嫌だった。
辛かった。
だから、先生に助けを求めたけれど、それは、間違ってた?
私が、自分から2人との絆を壊してた…?
そうは思いたくないのに。
それなのに…
1年生の時もそうだった。
李鈴瀬名に、私は合わせてもらってて。
いつのまにか、瀬名も隣にいなくなっていった。
やっぱり、私は1人でいるべきなのかな。
あの頃と、私は変わってない。
全く、変わってない。
6年間、この学校にいて、変われたって信じてたけど。
だけど、それは、間違いだった?
そうだね。
間違ってたんだよ。
もし、もしそうだったのなら、この6年間、私は何をしていたんだろう。
意味もなく、友達作って、愛想笑いしてた?
違う。違う。そうじゃない。そうじゃないはずだけど。
でも。
何か変わったって聞かれても、黙って俯く自分がいる。
周りのもの全てが信じきれなくて、誰を信じたらいいのかわからなくて、怖い。怖い。怖い。助けて。助けて。
「自分が、怖い。」
私は人にとっての不要物なのかな。無価値なのかな。
だれか、私を必要として。
「無価値」にしないで。
お願いだから。
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