テラーノベル
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朝、知らない天井で目が覚めた。
「……あ。」
ぼんやりしたまま数秒止まる。
白い天井。
薄いカーテン。
聞き慣れない外の音。
そこでやっと思い出した。
――引っ越したんだった。
「ん……」
隣で、らっだぁがまだ眠そうに丸まっている。
その姿を見て、小さく息を吐いた。
なんか、ちょっと安心する。
起き上がって部屋を見回す。
昨日片付けたはずなのに、まだ段ボールが端に残っていた。
テーブルの位置も、棚の位置も、全部まだしっくり来ない。
生活が、部屋に馴染みきっていない感じがする。
「……静かだなぁ。」
前の家より、人の気配が少ない。
テレビの音もないし、誰かの笑い声も聞こえない。
少し寂しい気もするけど。
その分、変に落ち着く。
「レウさん……?」
「あ、起きた?」
らっだぁがゆっくり体を起こす。
「おはよ…」
「おはよう。」
寝癖だらけの頭のまま、らっだぁが部屋を見回した。
「あ……新しい家だ。」
「今さら?」
「起きた瞬間忘れてた。」
ふにゃっと笑うらっだぁ。
つられて少し笑ってしまった。
適当に朝ご飯を作って。
適当に座って食べる。
まだどこに何があるのか曖昧で、二人して「あれどこだっけ」を繰り返していた。
「コップどこ?」
「段ボールのどっか。」
「どれ。」
「わかんない。」
「なんで⋯」
そんな会話だけで、少し楽しい。
「……なんか、変な感じ。」
「ん?」
らっだぁが牛乳を飲みながら首を傾げる。
「静か。」
「あ、わかる。でもなんか、落ち着くよね。」
「うん。安心する。」
前の家は、いつも誰かの気配があった。
朝でも夜でも、何かしら音がしていて。
それが普通だったから。
「まぁ、これもそのうち慣れるでしょ。」
「かなぁ。」
窓の外を見る。
まだ見慣れない景色。
でも、不思議と嫌な感じはしなかった。
「……よし。」
小さく伸びをする。
「新生活、頑張りますかぁ。」
「急にやる気だね。」
「形から入るタイプなんで。」
「絶対違うじゃん。」
らっだぁが笑う。
その声が、静かな部屋に少し響いた。
NEXT=♡1000
最近投稿できてなくてすみません
明日から期末です頑張ります
たぶん終わったらまた投稿します
待っていてくださると嬉しいです!
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𝕽
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コメント
7件
控えめに言って大好きです(?) ゆったりとした雰囲気でほんわかほんとに好きです…期末頑張ってください〜!
今回も最高すぎます…マジで愛してま(((殴 これからも頑張ってください…