[最近の悩み]
【サンダー】「何やってんの?」
【瑠璃音】「今…小説を書いて感情を出す練習をしているんだよ。」
【サンダー】「…。」
【サンダー】「いや…どゆこと…?」
【瑠璃音】「だから…小説を書いて感情を出す練習をしているんだよ。」
【サンダー】「いや…演技の練習してるみたいに言わないでくれる…?無理でしょ…小説で感情を出すって…意味分かんないもん…。」
【瑠璃音】「はぁぁぁ…今なんつった?」
【サンダー】「は?」
【瑠璃音】「俺はなぁ…今までいろんなことをしてきたんだ…。絵を描いたり…声を良くしたり…歌の練習をしたり…ダンスの練習をしたり…勉強したり…ゲームをしたり…動画編集をしたり…作曲をしたり…とにかくいろんなことをしてきたんだ…!」
【瑠璃音】「なのになぜみんなに認められない!?なぜみんなは俺を見ない!?俺はみんなとは違ぇ!今までやってきたことは全部…完璧にするためだ!小説もそうだ!一流の小説家は…単純に情景を書くのではなく…洒落たフレーズを使いながら…登場人物の心を的確に書くことこそが大事なんだ!」
【瑠璃音】「俺は全部完璧になりたい!天才になりたい!みんなを超えたい!俺こそ…完璧なんだよ!安っぽいものしか生み出さない他の奴らとは違ぇ!他の奴らのことなんざ興味ねぇよ!ばぁぁぁぁぁぁぁか!」
【サンダー】「…。それは演技か?それとも本音か…?まぁ…どちらにせよ…オマエは完璧という言葉に取り憑かれすぎだ。なぁ…瑠璃音…俺を完璧な人間として生み出したのは…そういうことだったのか?」
【サンダー】「完璧じゃない人間が…完璧な人間を生むなんて…世界で1番の皮肉って感じだな。最高だよ。ありがとう。」
【瑠璃音】「あははw今のオマエは最高に狂気的だねw俺の好みw」
【サンダー】「クズなオマエに好かれたかぁねぇよ。」
【瑠璃音】「酷いな〜w?」
【サンダー】「相変わらずイタいと言われるようなことがお好きなようで。」
【瑠璃音】「自分にとって[イタい]っていうのは最高の褒め言葉だよ。だって個性的ってことでしょ?」
【瑠璃音】「個性なんてなくて…ただ優しいという褒め言葉だけで生きてきたんだ。どんなにスゴイものを作れても…いつも上には誰かが居た…。言い方が悪くなるけど…いつか蹴落としたいのさ…その上にいるヤツらを…。全ては認められるために…。」
【サンダー】「性格…悪いね…w」
【瑠璃音】「今なら独裁者の気持ちも分かるかも…な〜んてねw」
【サンダー】「オマエ…どちらかと言えばさ…小説家とかのほうが向いてるんじゃないの?」
【瑠璃音】「まぁ…確かにそうかもしれないけど…。みんなの感情を文面だけで理解するのは得意なほうだからね…。だけどいつか天才になりたいんだ…自分…。」
【サンダー】「なんで?」
【瑠璃音】「なんでだろうね…。強いて言うなら承認欲求かな?それか…無意識に誰かを見下したいと思ってるのかも…w」
【サンダー】「そっか…引いたわ…。もう一度聞くけど…それは演技…?本性…?」
【瑠璃音】「さぁ…?どっちだろうね?」
【サンダー】「今のオマエは…まさに嫉妬に取り憑かれているな…。」
【瑠璃音】「嫉妬じゃないよw哀しいんだよ…今も…。でもね…実はね…哀しいものほど綺麗なものってないんだよ…?」
【瑠璃音】「ホントは幸せなのに…哀しいフリをするの…。哀しいフリをしとけば…いつか人は寄ってくる。そしてみんな『スゴ〜い!』って褒めてくれるんだ…。」
【瑠璃音】「だから…哀しみは大事にしないと…。有り難しって言わないと…。」
【サンダー】「そっか…。なぁ…自分のことも愛してやれよ?今頃泣いてるぞ…きっと…。」
【瑠璃音】「うん…。[その時]が来たら…愛すつもりだよ…。その時まで…他の人を助けることに専念しようと思う…。」
【瑠璃音】「もう…自分が何を伝えたかったのか…何を見せたかったのか…何も作りたかったのか…」
【瑠璃音】「どんな歌詞を描きたいんだっけ…?どんな歌を歌いたいんだっけ…?どんな絵を描きたいんだっけ…?」
どんな人になりたいんだっけ…。
自分ってどんな人なんだっけ…。
ホントはね…どうでもいいなんて嘘だよ。
みんなスゴイし…自分みたいに…知名度とか現実とかそういうものに囚われず…ただ楽しんでしてるみんなが羨ましいだけなんだ…。
素直に話せなくてごめんね…優しくなれなくてごめんね…。 やっぱり自分…まだ強くなれてないみたい…。
自分の考えを押し付けるみたいな感じになるけど…みんなはホントの自分を大事にしてあげてね…。
もし本当の自分が嫌いになったら…またここへおいで…?自分が一緒にみんなの良いところを探してあげる。自分がいっぱい愛すから…。
だから…離れないで…。絶対…生きやすい世界にしてあげるから…。
ねぇ…もう誰も○なせたくないよ…。