TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

思いつきカンヒュ集

一覧ページ

「思いつきカンヒュ集」のメインビジュアル

思いつきカンヒュ集

第2話 - 私ではない私の功績

202

2024年06月18日

#カントリーヒューマンズ

サカナ-ウミ

シェアする

この作品はいかがでしたか？

202

サカナ-ウミ

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

こんにちは、僕は日本です

僕はこの世界の勇者で、先日仲間たちと魔王を討ち倒したばかり。

民衆の方々にはたくさん褒められて、王様は報酬をくださって、とても嬉しかったです。

けれど魔王を倒したからと言って、私の冒険が終わるわけではありません。

魔物は出ますし、困る人は毎日にいます。

だから、私は毎日この世界を繰り返し冒険して、毎日困る人たちを助けて、がんばっています！

ちゃんと冒険以外のこともしますよ。

色々な報酬を受け取ったり、友達とプレゼント交換をしたり、一緒に遊んだり、訓練したり。

ちょうど、あそこに友人がいますよ。

『韓国さん！今日もいらっしゃったんですね！』

『日本こそ。いっつも大変なのに頑張ってるじゃん』

『私の義務みたいなものですから！』

『もうデイリー終わった？終わってるならフレンドダンジョン99階凸したい』

『いいですね！もうやることは大体終えましたから、やりましょうか！』

『そうこなくっちゃ』

『私、この前の限定キャラカンストしましたから、結構役立てると思います！』

『もうカンスト？早くない？僕経験値集まんなくてさ…周回嫌いなんだよね』

『繰り返しには慣れてますから！今度手伝いますよ？」

『ほんと？ありがと！』

ログイン報酬を受け取って、デイリーチャレンジを終えて、1日1回のアイテム交換を終えて、ステージを周回して、仲間キャラのレベルを上げて、フレンドとダンジョンを攻略。

「…私はこの世界なら、勇者です」

でも現実の私は、上司にこき使われて、残業して、中身のない世界に生きている。

でも…この世界なら…

私が操作するこの世界ならば…

世界に認められるんです