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カトレア「…ぁ」


そこには見覚えのある顔があった


カトレア(巻き込むのは申し訳ないけど……ッ)


カトレア「……マリーッ!」


マリー「あら、カトレア!おはよ…どうしたの?そんなに急いで」



マリー目線



今日はいつもより早く登校してカトレアを待っていた


待っていたんだけど


カトレアは来たの、来たのよ

でもいつもと様子がおかしかった


顔色が悪いし、何かに怯えてる感じがする


あの時とは違う怯え方


よく見たら後ろを気にしているようだった


マリー「…………?」


彼女の後ろに私たちと年の近い男がいた


最初はたまたま後ろにいたうちの学生かと思った

でもカトレアの怯えように彼が握りしめている何か

よく見るとリップクリームに見えた、カトレアが最近よく使うものに見えた


とにかく、話は後でカトレアに聞くとして今はアイツを撒くしかない


マリー「カトレア~貴女遅いわよ!待ちくたびれたじゃない!ほらっ早く行くわよ!」


カトレア「……!」コクコクッ


とりあえずカトレアを引っ張って大学の敷地内に入って……まってアイツなんで入ってきてんの?!不法侵入じゃないの!新人警備員…そういえばまたナンパに夢中になってたわね……あとで玄人警備員のじいさんに言いつけとくかしら


マリー(とにかく…途中で適当なゴリラを……)


マリー「丁度いいのいるじゃないの……!」


カトレア「ま、まりー……?」(゜゜;)


マリー「スゥゥ…ケビーン!!!!!!」


ケビン「ウォッ、んだよペーンかよ!朝からうるせ…どうした?」


マリー「大学に不法侵入してきた変態がいるのよ、ソイツにカトレアが狙われてるの、灰色の深めにフード被ってるやつ」(小声&早口)


ケビン「なるほどソイツに睨みを効かせればいいんだな?」


マリー「理解が早くて助かるわ、カトレア、ケビンの後ろに行くわよ」


カトレア「え、あ、うん」


ケビン「…………」ジッ


不審者「ヒッ……チッ…」


スタコラサッサー


ケビン「…アイツ多分行ったぞ」


マリー「フゥー…ありがとう助かったわ」


カトレア「あ…ありがとう…」


マリー「なんなのアイツ…カトレアアイツに何かされてない?」


カトレア「……今のところは………」


ケビン「不安要素しかねぇな」


マリー「…カトレア、アイツにいつから着けられてる?」


カトレア「明確なのは…昨日……見られてたり…アパートの前に…ずっといたとかのは……1ヶ月前から……」


マリー「うっわ、なんで早く言ってくれなかったの?!」


カトレア「気のせいかと……あとあまり迷惑掛けたくなかったし……」


マリー「迷惑なんて!これからは私たちに相談してちょうだい!物理系はこいつがなんとかするから!」


ケビン「おいこら俺を巻き込むなよ、それに俺は……あー、カトレア?をよく知らねぇしほぼ他人だぞ」


マリー「じゃあ今から!友達!ほら友達の力になりなさいよ!」


ケビン「めちゃくちゃだな……ハァ…まぁ俺も自分が通っている大学に不審者が入ってくるのは嫌だし……しゃーないな」


カトレア「…ありがとうございます」ホッ


マリー「んじゃあ二人LI○E交換してちょうだい、グルラ作るわよ」


ケビン·カトレア「急だな/急だね」




続きはまた今度、ばいなら~


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