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yan君が逃げ出した後からです!
yan side
俺は走り続けた。何処かへと行く当てもないのに走った。傘はなかった。もちろんびしょぬれ。でも、どうでもよかったんだ。全てを放り投げたから。
気がつけば思い出の橋に来ていた。
確か、krptに入りたての頃だったかな?
yan「…なんなんだよあいつら。」
思春期真っ只中の俺は好きになれない自分におせっかいを焼く仲間に、歪な感情を橋の上で、吐いていた。
そこにurが来たんだ。まだ、krptに入ってないurが。
ur「…アンタ、どうかしたのか?」
yan「あ?縁もねぇお前が、何で構うん
だよ。」
ur「!」
ur「お前…その声…!」
yan「ん?」
ur「ちょっと付き合え!」
yan「ちょ!離せよ!」
et「yan君!」
et「あなた、何してるんですか!」
ur「おぉ、おぉ、怖ぇ〜さすがは元ヤン笑」
yan「!お前、krptを知ってるのかよ!」
ur「あぁ、お前らもよく知ってると思うぜ?俺はクロモモだ。」
et「!クロモモって…krptのアンチじゃん!」
yan「ヤバっ、しゃーねーどうにかするしかない。まず、聞くぞ。なんでアンチなんかしてんだよ!」
et「yan君の質問に答えて。」
ur「…それだよ。…お前らのそういう、仲間といれば何でも幸せ〜♡、何でもできちゃう!みたいな空気が大嫌いなんだよ!」
et「なっ!」
et「テメェ、よくも皆を…krptを侮辱したな!」
yan「まって!etさん!」
スゥゥゥ、落ち着け、俺。
yan「なぁ、それって言い換えれば仲間が欲しい。ってことだよな?」
ur「は?」
yan「だって、殺人ピエロもだるまさんが転んだも、人狼も、仲間を殺さないといけないんだぜ?なのに、その空気を感じるってことは。仲間が欲しいってことだろ?」
ur「!」
yan「図星か…。」
yan「ハァ~。」
ur「何だよ!ワリィーかよ! 」
yan「…お前、krptに入らね?」
et「私も賛成。これ以上アンチコメントいただいても困るし、。」
ur「…ん……て…よ。」
et「なんて?」
ur「なんで、そこまでアンチに手を焼くんだよ!」
yan「別にアンチとか、関係ねぇー」
et「ウンウン、」
ur「は?」
et「私が笑えるのは元は赤の他人の仲間が、笑わせてくれるから。私がこれから笑える理由にキミがいるかも知れないでしょ?そのための保険と投資かな?」
yan「etさん、本音言いなよ。馬鹿。」
et「…一言余計。まぁ、単に笑ってほしい。ただそれだけかな?」
ur「なんだよそれ。…しゃーねぇな。その未来への賭け、乗ってやるよ。」
なんてことがあったっけ?
そんなことを思い出してると、こえがきこえた。
et「yan君!」
yan「!」
etさん…来るなよ。今更の俺に尽くすことなんてないだろ。
逃げるか…
おい!いいのか俺?逃げても。ここで逃げたら戻れなくなるぞ。
うるさい!
辞めておけ!
うるさいんだよ!
自分と自分が葛藤していた。
俺は…俺は…どうすべきなんだ?
クソッ!
どうすべきなんだよetさん!
ふと後ろを見るとetさんは、目を疑うような姿だった。靴はびしょぬれ、髪はボサボサ、ピアスは片方落ちていたし、唇は青ざめ、白い息を吐きながら震えている。瞳には迷いがあった。
etさんは、こんなになるまで俺のことを…
馬鹿だな。俺。今さら決意を変えちゃって、…それでも、やっぱkrptの俺がいいな。もう、弱い俺は、やめよう。
etさん、新しい俺を受け入れてくれますか。もう、逃げたりなんかしない。きめた。だから、、、
ギュッ!
et「yan君。自分だけを頼らないで。私達がいるじゃん!ヒトリヨガリしないでよ。私、スーパーでねキミに声をかけれなかった。仲間なのに。」
yan「!」
etさん…
俺は、大丈夫だよって言いたかった。
でも、言えなかった。ピアスのせいじゃない。etさんの心からの言葉に何も言えなくなったんだ。俺は、こうなることを求めてたかは分からない。でも、臨んでないってことはないと思う。これからも、この仲間と共に…。
次の言葉は薄々分かっていた。
…俺が戻る資格はない。でも、信じたいんだ。仲間を。傷つけた俺が言えることでもないけれど。
これからも、頼むよ。etさん。