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明日は4月1日、つまりエイプリルフールだ
て事でいつも俺の事をいじり倒す勇斗に嘘を仕掛けて困らせようと思う、マジでいじり倒して恥をかかせてやる。
エイプリルフール当日朝一番に楽屋に向かい一人で何もせずぽつんと座る。しかし今俺は内心とてつもなく焦っているのだ
何故かと言うと嘘の内容を全く考えていなかったら。昨日考えようとした時色々とやる事を思い出して嘘の内容なんて後回しにしてしまっていた。
「やべぇな、どうしよっかな」
流石に別れ話とか病気になったとか重い話は相手を傷付けてしまう可能性もあるためそれだけは避けたい。しかし俺にそんな時間は無いらしく、誰かがドアを開ける音がした為そちらに目線を向ける、案の定今一番会いたくて会いたくない人がそこに立っていた
「おはよー仁人」まずい。このまま普段通り過ごしたら勇斗への仕返しの意味が無い
そう思った俺は何故か先に口走ってしまい、
「おはよう。ねぇ勇斗、俺宇宙人なんだ」
「……え?」やばい終わった。自分でもなぜそれが出てきたのか分からない。頭の回転の悪さに思わず頭を抱えてしまいそうになる
「いや、まぁエイプリルフール、?だからちょっと嘘つこうかなーと、、」今完全にスベってるなと確信した俺は思わず机に顔を伏せてしまう恥ずかしすぎて勇斗の顔が見れない。すると勇斗が崩れ落ちる音と同時にガンっと大きな音が聞こえ咄嗟に顔を上げると勇斗が床に座り込んでいた
「え!?勇斗!?どうしたの体調悪い?」
「おまえさぁ、可愛すぎるだろ」、、は?
かわいい?なにが?こいつはいつも可愛い可愛い言ってくるがこのタイミングでの「可愛い」に関しては過去一分からない。
「いやいや、何言ってんのそれより大丈夫なの」
「嘘の内容が可愛すぎるの。しかもお前独り言全部聞こえてたよ。」 「え?独り言って、?」独り言?俺はそんなこと言った覚えは無いが、 前半のほとんどの内容が全て口に出ていたらしく、勇斗は楽屋のドアの前でずっと聞いていたらしい。そしてその後何も知らないですよ感を出して登場してきたと、、それを聞いた俺は更に顔が赤くなるのを感じた
「……えマジで。最悪」すると勇斗は優しく俺をハグしてくれたそしてその体勢のまま勇斗は口を開いた
「俺そういう仁人めちゃくちゃ好き。大好き。あっ嘘じゃないからね?信じて?」
「……俺は嫌い。大っ嫌い。」
「嘘なんでしょ?」「……んぅ、」
勇斗に勝てるものはこれから先何一つないな。そう確信した日だった。
#jnsn
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