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真凛「……エンダーはどうするの?」

とアカシックに聞いた

「……放っておくわけにはいかないが、だからといってアイツに手を出したりしたら、アイツの使役者の怒りを確実に買ってしまう。そうなった場合は俺たちに必ず何か仕掛けてくるはずだ」

月見「どうしようもないじゃない……」

と彼女は放送室の机の上に突っ伏した

アイリーン「エンダーごと使役者を消し飛ばせばいいのでは?」

「却下だ。そんな事をしたらこの現実世界も無事ではすまない」

とアカシックは慌てて言った

ステラもあわせて言う

「そうだぞ、アイリーン。大体どうやって消し飛ばすんだ?相手はお前より強い可能性が高いのだぞ?(アカシック様なら可能だが……)」

「ゔっ………」

と彼女は言葉を詰まらせた



アカシックがそれを見て言った

「俺だって奴に勝てるか分からない。勝てたとしても、この世界が無事では済まない。俺は力が大きすぎて調節が難しいんだ……まぁ、俺を使役できる者が居れば話は別だが」

ステラ達が驚いた

「え!?アカシック様!?使役されるつもりは無いと、前に堂々と仰っていたではありませんか!?」

それに対して彼は首を傾げて言った

「一緒にいて楽しませてくれそうな人物なら話は別だと言っていなかったか?」

「あ……そうでした!!」

彼は笑いかけた

「俺は……月見たちだったら使役してくれても構わないさ」

ステラ達に続いて彼女達も驚いた

月見「え!?!?だって貴方……精霊の貴族なんでしょ?しかも、確か1番高い地位……スピリットロードなんでしょ?」

「それがどうかした?」

「だって私たちじゃ……だって、ただの人間だし……」

「種族の違いは関係ないさ。だって、これまでは精霊の森に住んでいる子達としか遊べなかったんだから……面白くなかった訳ではなかったけど、物足りなかったんだ。だから面白い事をしてくれそうな人を探していたんだ。面白いことに巻き込ませてくれる人をね……もちろん断ってくれたっていい。そこは自由だから」

「……良いよ」

と月見たちは決意に満ちた目でアカシックを見た

「面白い事、沢山見せてあげる」

彼は嬉しそうな表情をした

「……決まりだね。それじゃ」

と月見の手を優しく握った

「契約を結ぶよ」

そう言って彼は本当の姿になった

20歳くらいの姿だ



『アカシック・レコードと月見、今ここに契約を結ぶ』

と彼が唱えた

そして空に向かって願った

辺りが光れば契約成立だ


2分後

辺りが眩く光り始めた

これで契約が成立した

「これからよろしくね」

と2人は笑い合った

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