テラーノベル
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気づけば、先輩たちの卒業シーズン。
💛(もう、いつもみたいに会えるわけじゃなくなる…)
胸がきゅっと締めつけられる。
岩本はぼんやりと廊下に立ち、外を眺めていた。
💜「なんて顔してんだよ」
後ろから声がする。
💛「深澤くん……」
💛「いや、寂しいなーって」
💛「この時間が、終わらなきゃいいのにって」
深澤はそっと岩本の頭に手を置く。
ふんわりと、優しく。
💜「ひかるが会いたいって言ったら」
💜「俺、全力で会いに行っちゃうよ?」
💛「……!!」
💛「うん!」
こくりと頷く。
その仕草が、愛おしくてたまらない。
💜(改めて、気持ち伝えないとな)
深澤は、そう思った。
──────────────
ある日。
岩本はひょこっと、渡辺たちのクラスに顔を出す。
教室を見渡すと、渡辺がクラスの人たちと話していた。
○○「あ!岩本くんだ!!」
その声に、渡辺が振り向く。
💛「翔太くん、ちょっといい?」
二人で廊下へ出る。
💛「あの、これ」
差し出したのは、部活の後輩からの色紙だった。
💙「ありがと……」
💙「ぷっw」
💛「え?」
💙「ねえ、この絵なに?」
💛「翔太くんの顔!俺が描いた!」
💙「ぶはっw」
💙「へたくそ!」
💛「ねええー!真剣に描いたのに!」
頬を膨らます岩本。
その表情が可愛くて、たまらない。
💙「うそうそ」
💙「ありがと」
柔らかい笑顔を向ける。
💛「…もー!」
💙「深澤にも渡すんだよな?」
💛「うん」
💙「あいつ、喜ぶぞー」
💙「ひかる」
💛「ん?」
💙「自分の気持ちに、正直にな」
頭をぽんぽんとされ、
渡辺は教室へ戻っていった。
💛「………」
岩本の心は確かに動いた気がした。
──────────────
岩本は、改めて深澤を呼び出した。
――色紙を渡したい、と。
放課後。
誰もいない教室。
夕暮れの光が、静かに差し込んでいた。
ガラッ
💜「よ」
ドアから、深澤が顔を出す。
💛「深澤くん!」
💜「なになに」
💜「なんか、ドキドキするんだけど」
💛「あの……これを」
差し出したのは、色紙。
💛「へたくそな絵で、ごめん……」
💜「え、これ俺?」
💜「めっちゃいいじゃん。かっこよく描けてる」
柔らかい笑顔。
――その笑顔に、ずっと心を奪われてきた。
色紙を渡した手が、離れない。
💜「……?」
💛「俺……」
💛「深澤くんのこと……」
一瞬、言葉が詰まる。
💛「好き……」
💜「え」
頬が、熱くなる。
💛「……かもしれない」
💜「ずこっ!」
💜「曖昧だなー」
💛「ごめん……」
少しの沈黙。
💜「……でもさ」
💜「すっげぇ、嬉しい」
そう言って、深澤はそっと岩本の頬に触れる。
ふわりと距離が縮まる。
色紙で視線を遮るようにして――
誰にも見えないように、
岩本の頬にキスをした。
💜「俺は、ずっと前から」
💜「ひかるのこと、大好き」
――あの日見た夢が、ふと蘇る。
あの瞬間から、きっと。
俺は、無意識に――
深澤くんを、目で追っていた。
💛「どうしよう…」
💛「今、心臓が……」
💜「聞かせて?」
岩本の胸に耳を当てる。
💜「ほんとだ」
💜「めっちゃ早いw」
💛「……」
💜「気持ちはっきりしたらさ」
💜「俺と、付き合ってください」
つづく。
コメント
4件
💚『宮舘‼️たのむ‼️ 来てくれ‼️翔太を慰めてあげて‼️』