この作品はいかがでしたか?
100
この作品はいかがでしたか?
100
1時間目 不穏な雰囲気
◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇
(よ〜しっ、音楽室行こ〜っ)
コツ、コツ、コツ、コツ…
「ごめん、ちょっと遅れたぁ゛〜……、」
「え、え…?3人とも、どしたの…?」
瞳を震わせてる莉美。
そして、私のことを睨んでくる結菜と心愛。
「え゛っ…と…?」
「と、とりあえず状況を説明してほし__」
「……さい」
「え、莉、莉美?」
「…どうせ、分かってるんでしょ…ッ?」
「え、いや、だから…
ほんとに、なに言ってんの…?」
「…あたしのバチがなくなった。」
「バチって…、あのいつも使ってる?」
「うん、それで…」
「昨日、音楽室の掃除してたのは瑠歌でしょ?」
「いや、そうだけどさ…」
「私は、やってないよ…ッ?」
「莉美の言ってる通り、
私は昨日1人で此処を掃除してた。」
「だけど、だけど…ッ」
…言い返したい。「私はやってない」って、
声を大にして言いたい。
…だけど、証拠なんてない。
「…ッ」
「私は、やってない。」
「…でも、3人は私のことを疑ってると思う。
…いや、私以外犯人いないよね…笑」
「しばらくは、ここには来ないことにする。」
「…ごめんね、いや、ごめんなさい。
結菜、心愛、……莉美。」
コメント
1件
疑われる…そういうことも あるよなぁ〜←経験済み