テラーノベル
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あれから、ドットは怪我も治って、いつも通り学校に通っている。
だが、一つだけ、いつも通りじゃないことがある。
それは、ドットが魔法局を訪れなくなったことだ。
いつもなら、あの太陽みたいに眩しい笑顔で、私の名前を呼んでくれていたはずなのに、、
まぁ、それを壊してしまったのは私だが、、
最初にドットの様子を見に行って以来、私はドットに会っていない。
会っていないというか、一方的に避けられてると言ったほうが正しいだろう。
仕事が早めに終わって時間が空いた時は、ドットを探してる。
見つけたとしても、すぐ逃げられてしまう。
そして、今日はついに、ドットを捕まえることに成功したのだ。
「ッッドットッッ!!」
「、、、なんですか」
「なぜ逃げるッッ」
オーターは逃げるドットを走って追いかけたためか、少し息が上がっているようだ。
「なんでって、、俺はオーターさんに用はありませんし、、」
「私がある。」
「だから、用なんて、「だからッ私があると言っているだろうッッ」」
「、、わかりました、なので、、その、腕、痛いんで、離してもらっても?」
「ぁ、すまない、、」
「、少し場所を変えましょう。」
そして、2人はオーターの職務室へ向かった。
「それで、、俺になんの用っすか」
「、なぜ、私のことを避けるんだ?」
「、、」
「私は、、謝りたいんだ、」
ドットは、俯いたままだ。
「私が知らぬ間に、ドットを傷つけてしまっていたこと、、本当に、申し訳ないと思っている。」
「そうですか、、」
「じゃぁ、俺の事、好きですか?」
「、、、分からない、」
「私は前まで、ドットのことを好きだと思い込んでいた。だが、まだ好きになれていなくて、傷つけてしまった、、もう、傷つけたくない、、」
「そうですか、、」
「なら、いいです。無理しなくて、」
「ぇ、」
「無理して、好きにならなくていいです。オーターさんはオーターさんの幸せがありますから、それを無理に壊そうとはしませんよ、」
「、、、」
「では、これで、、」
ガチャ
この音と同時に、この部屋はオーターひとりとなった。
オーターは、自分の頭をガシガシとかく。
(なんで、こんな時に限って、止められないのだろう、、)
そんなことを考えていると、
ガチャ、と再び音がしたのでそちらを見ると、、
「オーター、お前らしくないぞ!」
ライオがいた。
「いやぁ、盗み聞きするつもりはなかったんだが、、書類を渡しに来たところでな、丁度ふたりが話し終えるのを待っていたんだ」
ところで、と、ライオが切り出す。
「どうするんだ?お前は」
「どうするとは??」
「そりゃ、お前の恋人のことだ」
逆にそれ以外何があるんだ?
「、、どうしようも無いでしょう。向こうが嫌なのなら、私は無理にとめません。」
「いや、聞き方を間違えたな、、」
「?」
「お前は、どうしたいんだ?」
「?どうしたいも何も、さっきの返答と変わりませんが」
「どうするかと、どうしたいかは別だ。お前がどうするかは勝手だが、どうしたいかは、お前の気持ちだろう?」
「、どう、したいか、、、」
「、、私は、、」
追いかけたいです。
「また、あの頃みたいに、太陽のような、眩しい笑顔で、私の隣で、笑っていて欲しい。そしたら、寂しさも、不安も、全部無くなるから、、その笑顔で、私がどれほど救われたか、、」
それを聞いて、ライオは微笑みながら、
「なら、それを言えばいいじゃないか。」
「、そんな簡単に?」
「いや、簡単ではないだろう。それを本人に伝えるのは、、だが、今オーターは、自分の気持ちをはっきり言えた。なら、十分だ。」
いってこい!と、ライオはオーターの背中をおす。
「ッッ!はいッ」
そしてオーターは走り出す。
「まったく、、手のかかる奴らだ、」
そんなことを言いながら、ライオはものすごく笑顔だった。
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なんでこんなに一気に投稿してるかって?
自分の書いた作品コピペしてこっち載せてるから楽なんだよ((