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「好きを信じる彼と愛に変わることのできない私」 第10話

2022年12月11日

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私は何日間も悩んで、彼に聞いたの。

「私のダメなところをいっぱい知ってるのになんで私なの?」

そうなのだ。Aは、私の事を0から100、いや120まで話しているから私のダメなところは彼も全部知ってる。

それでも私を選ぶ理由が私には分からない。

完璧主義な私は、欠陥品の私なんて絶対嫌だから、彼が私と付き合いたい理由がどうしても分からずにいた。

彼は少し考えたあと、「ダメなところがあってもそれ以上にいい所があるからじゃない?」と、何を当たり前のことを言っているんだろうと言わんばかりに言ってきた。

「あぁ。彼は私の全てを受け入れてくれる」

その時の私はそう確信してしまった。

私は彼のことを何も知らなかった。

そして何も知ろうとしなかったのだ。

でも私はその言葉が嬉しくて、結局付き合うことにしたのだ。

それから毎日本当に楽しかった。

時間が合えば一緒に帰り、週末はお出かけをして、もちろん毎日連絡は取り合っていた。

私はもちろん過去に付き合っていた人もいたが、ぜんぜん会わなかったり連絡も取らなかったりと恋人らしいことをした事がなくて、初めて誰かと付き合うことの楽しさを知った。

その時間は本当に幸せで、ドラマの主人公にでもなったんじゃないかと毎日思っていた。

そのくせ私は彼とすぐに別れると確信していた。

特に理由はないが、どうせすぐ冷めるだとかAのことを気にしちゃうだとか、憶測で思っていた。

そこからまさかあんなにも長い時間をあなたと(彼)と過ごせたなんて、今でも本当に幸せだったと思ってるし、あなた(彼)にもそう思っていて欲しいと身勝手ながら願ってしまう。

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