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雪くんと蒼くんが改札を通ってきたのが見えた。
2人ともスタイルがいいからか、着ている服がよく似合ってる。
周りの女の人が何人も見てるよ。
2人は気づいてるか分からないけど。
2人は私たちを見つけられなさそうだったから私が2人を呼んだ。
2人ともすぐに側まで来たけど、
雪くんは一言も発さずに、蒼くんは「待たせてごめんね」と眉を下げて微笑んだ。
いや?待ってないが?だって君ら29分ですよね?
待ち合わせは30分なので遅刻でもなんでもないですが??
蒼くんの謝罪に対し心の中で突っ込む。
その傍らで、夕海と雪くんは喋ってた。
雪くんはすごくストレートに褒めちぎってくれた。
は「最初何も言わないから変なのかと思ったよ〜そう言ってもらえて良かった」
蒼「いや、2人ともよく似合ってるよ」
雪「そうだよそうだよ!やっぱ女の子っておしゃれしたらもっと可愛くなるね!僕たちもどう?今日の格好!いつもシンプルめが多いんやけど」
夕「雪ちゃんはカーディガン似合うね。柔らかい雰囲気とよく合ってる」
その言葉を聞いた雪くんの顔には満開の笑顔。
はぁ、かわよ。
夕「蒼くんはスキニー効果で足めっっっちゃ長く見えるよ?」
蒼「別に狙ってるわけじゃないからね、てか効果じゃなくて足長いから」
夕海と蒼くんのやりとりを見てクスッと笑う。
そんな蒼くんの左の耳元にキラリと光る何かが見えた。
は「蒼くん、左耳見せて?」
蒼「えっ、あぁ、はい」
蒼くんは左側の髪を耳にかけてキラリと光る三角形のピアスを見せてくれた。
は「ピアス開いてんの、意外ー!優等生がピアスってギャップ狙ってる?」
蒼「全然。俺、こういうシンプルな服着ること多くてさ。そのままじゃ物足りないからって雪にファッション指導された」
は「で、ピアス開けたと?」
蒼「まぁ、うん。そうだね。それに…このピアスは大事なものなんだよね」
そう言って蒼くんは髪の毛を戻した。