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支部で投稿したやつをこっちで投稿します
文章のお直しとか全然してないんで雰囲気で読んでください
にゅーぺーじ??ってやつはpixivの仕様なんで気にしないでください
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どーもどーも。
今回はリクエスト、ということで。
喘息持ちの瑠衣くんのお話。
どうぞ。
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(モブの表記「!」になります)
瑠 「喘息、ですか」
病院の診察室。俺は医師と向い合せで座っていた。
最近咳がひどく、苦しくなることも多々あったので、病院で一度見てもらうことにした。
! 「アレルギーなどはお持ちで?」
瑠 「…ちょっとだけ、花粉…ぐらいですね、」
! 「この時期になると多くなりますからね、」
「炎症もひどいですし、苦しい時間が長いとのことで、」
「吸入器を処方しますね。」
瑠 「吸入器…?」
! 「咳が止まらなくなったり苦しくなったりしたら服用してください、」
瑠 「わ、わかりました…」
そんなに大げさなものなのか?
と疑問を立てながらも流れるように薬局に行き、そのまま吸入器と薬をもらった。
瑠 「…うーん…」
公園でおにぎりを頬張りながら考える。
瑠 「…おっさんと仁に言うべきかー…?」
俺が痛覚を感じなくなったとき、仁とおっさんにこっぴどく怒られた。
無理をしたからあんな目にもあったわけ、だし…
瑠 「言ったら言ったで安定するまで事務所にいろとか言われそうだし…」
正直、今の自分が使い物にならないのは目に見えている。
もし依頼で、逃走中の犯人と乱闘する羽目になったら、2人に迷惑をかけてしまう。
なら正直に言って、安静にさせてもらうべき、か…?
瑠 「…言う、か、」
何も言わずに迷惑をかけるよりは、きちんと言ったほうがいいだろう。
何度もこっぴどく叱られたんだ、それぐらいは学ばなければ。
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瑠 「たーだいまー、」
杖 「あぁ、おかえり」
瑠 「…?なんの資料見てんの、」
杖 「つい先程依頼が入ってな、爆弾予告、だと」
瑠 「げぇー…まーた物騒な事件…」
思わずため息が出そうになる。
最近は銃やらナイフやら爆弾やら、厄介な事件がうちに回ってくる。
ネストでも随一の戦闘派ハウスなので頼られるのも仕方がないが…
自分で言うのもなんだが、17の俺と18の仁がいるハウスに、
危険しかない依頼を頼んでくるネストもネストだと思う。
瑠 「…(多分ここで言ったら色々言われそうだけど…)」
「今回はどこで予告が?」
仁 「✕✕ビーチだ、」
瑠 「ビーチ…」
海か、何度か行ったことのある場所だが…
瑠 「なんでそんなに眉間にシワ寄せてんの、」
いつも以上に資料が散らかっていたり、うーんと悩んでいる2人に声をかける。
杖 「ビーチ、海辺のどこに爆弾を設置されるかがわからないだろう、」
瑠 「まぁ、どこにどう置くなんて普通書かないしな、」
仁 「ビーチなのがまた厄介だ、」
瑠 「え、なんで?」
仁 「海の中に設置するにしても、砂浜の中に埋めるにしても、」
「俺の目で視て確実に場所を当てられる保証がない、」
瑠 「…?」
杖 「砂浜に入れられても、あそこまで広いビーチを一箇所ずつ視て回るのは大変だろう?」
瑠 「確かに…」
杖 「海は砂浜よりももっと広い、爆弾を置く場所にめどが立たないのがまた厄介なんだ、」
瑠 「あーなるほどね」
確かに、あんなに広い海と砂浜にランダムに爆弾が設置されたらひとたまりもない。
仁 「もし地雷形の爆弾だった場合、スタッフや客が踏んだりしたら、」
瑠 「…想像したくもねえな、」
杖 「今回はかなり手強い事件だが…どうする、仁」
仁 「…もし捜査が順調にいかなかったら、他ハウスとの合同調査にする。」
仁から合同調査の提案をするなんて…
たしかに今回は今までの事件とはまた違う規格外だ。
瑠 「…あ、あのさ」
仁 「?」
瑠 「その…」
今のタイミングは悪かっただろうか、
いや、すぐに捜査が始まることになるだろうし、早めに…
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ピリリリリリリリリ
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仁 「…ネストからだ、」
…タイミング最悪…
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仁 「…とりあえず、現場に行くぞ、」
杖 「あぁ、」
「瑠衣、先程なにか言いかけていたが…」
瑠 「え、あ、あぁー…」
…今言えるタイミング、でもないんだよなぁ…
一様…吸入器だけ持っとくか、
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瑠 「…誰もいねーのな」
杖 「予告が届いてからは一般市民が立ち入れないようにしているのだと、」
瑠 「ま、そりゃそーか、」
仁 「行くぞ、」
瑠 「…へーへー、」
言い出せない、が、
過度な運動をしなければ大丈夫だろう、
万が一の吸入器もあるし…
杖 「仁、なにか見えるか?」
仁 「…反射で見えにくい、」
瑠 「別々に探すか?」
仁 「あぁ、俺はあっちの方を見てくるから、」
「おっさんと瑠衣はあっちを見てきてくれ」
瑠 「りょーかいっ、」
…まずはおっさんと2人になったら言おう、
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瑠 「うーん…」
杖 「流石にこの広さは探すのも難しいな、」
瑠 「だなーっ…」
「仁も…あんまり進んでなさそうだし」
杖 「昼間は眩しく、夜は暗くてよく見えない…」
「今回はなかなかに厄介な事件になりそうだ、」
瑠 「はぁー…なーんで爆弾なんか…」
杖 「犯人もわからない、ビーチを経営している人たちも心当たりはなさそうだった」
「何が目的でやっているかはわからないな…」
瑠 「こんなに闇雲に探してもキリがねえってーっ!!」
杖 「今日中に何も成果が得られなかったら他のハウスに協力を頼もうか、」
瑠 「そーだなー、」
「…なぁ、おっさん」
杖 「どうした?」
瑠 「…その、俺今日病院行ったんだけど…」
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ピリリリリリリリリ
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…俺なんか悪いことした…?
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仁 『そっちの調子はどうだ』
瑠 「なんも成果なし、まじでなんも見当たらねえ」
杖 「不用意に歩き回れないのもあるが、捜査の進み具合は悪いな、」
瑠 「仁は?なんか見つけた?」
仁 『見つかってはいねえ、が、』
『さっき不審な人物を見つけた、』
杖 「…今は一般人の立ち入りは禁止な筈だが?」
仁 『あぁ、スタッフかと思って声をかけようとしたら走って逃げていった、』
瑠 「はぁ!?絶対そいつ犯人だろ!?」
杖 「身柄は?確保したのか?」
仁 『もともと距離があった、それに、無闇矢鱈に走れる状況じゃなかったからな』
瑠 「まぁ…それもそっか…」
杖 「どうする、そいつを探すか?」
仁 『いや…もう日が落ち始めている、』
『眩しい、俺は帰る』
瑠 「まじかよ!?」
「…って言いたいとこだけど、流石に帰るかぁ…」
杖 「そうだな、海の家で合流しよう」
仁 『あぁ』
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俺達は合流し、とりあえず今日あったことをまとめることにした。
まとめることなんてあんまりないだろうけど…
合同調査の件もネストに言わないとだし。
瑠 「で、その犯人っぽいやつの特徴は?」
仁 「黒いハットに、赤いフード、靴は…痕からしてビーチサンダル、」
杖 「…あの人か?」
仁 「…あぁ、」
瑠 「…あぁ、じゃねえよ!?!?」
「え、あいつ犯人じゃねえの!?!?」
杖 「つ、捕まえるか?」
仁 「…あぁ、」
瑠 「おまっ…自分でも驚きすぎだろ!!」
仁 「瑠衣、行って来い」
瑠 「俺はお前の犬か!!!!!」
「〜〜っあー!わかってる!!」
足に踏ん張りをいれる、腕を振る、
距離が縮んでいったところで、相手に気づかれた。
瑠 「…っくっそ、」
息が苦しい、そういえば今は喘息で…
頭がくらくらする、眼の前が眩しい、
止まってはいけない、あいつを捕まえるまでは…
瑠 「げほっ、げほっ…」
咳 が 、 止 ま ら な い 、
瑠 「っ…ひゅーっ、げほっ…」
止 ま る な 、 捕 ま え ろ 、
瑠 「…っげほげほっ…」
ー ー ー 届 い た
ぐらりと視界が歪み、そのまま犯人の上に乗る形で倒れる
! 「くっそ、離せ!!」
瑠 「だっ、れが…げほ…っ…」
意識を飛ばすな、2人が来るまで、
意 識 、 保 て 、
自分の心臓の音と、咳の音だけが頭に響く
こいつの声が雑音に聞こえる
瑠 「(…ぁ…だめだ…)」
意 識 が 飛 ん だ
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瑠 「…!」
…ここは、どこだ?
仁 「…すぅーすぅー…」
瑠 「仁…?」
…ここは…事務所…?
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ガチャッ
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杖 「瑠衣、起きたか」
瑠 「おっさん…」
杖 「全く…急に倒れるのもほどほどにしてくれ…」
瑠 「あはは…」
「いやー…言うタイミングがなかなか掴めなくて…」
杖 「はぁ…まぁ今回はバタバタもしていたし、仕方がないは仕方がないか…」
瑠 「そ、そうだよな!!」
仁 「何もそうだよなじゃねえ」
瑠 「びっ…くりしたぁ…」
仁 「ったく…犯人の上で倒れるやつがいるか」
瑠 「で、でも、身柄は確保したんだろ!?」
「なら全部解決〜、あははー…」
仁 「…お前反省してねえだろ、」
瑠 「や、やだなー…」
仁 「…はぁー…」
「なんで言わなかった、」
瑠 「言おうとすると電話が鳴って…」
「そ、それに、調査中だったし言いにくくて…」
仁 「…お前が吸入器を持ち出していなかったらどうする気だった、」
瑠 「…それーは、」
仁 「”仲間”なんだったら、タイミングも調査中も関係ねえよ、」
杖 「これ以上私達の心臓を弄ばないでくれ…」
瑠 「わ、悪い…」
仁 「…喘息、だったか、」
瑠 「今日病院で診てもらったらそうだって言われて…」
「俺だってちゃんと言おうとしてたよ!」
「まぁタイミングが悪いは悪いわで…」
杖 「今回は色々重なっていたからな、瑠衣に非が100あるわけでもないだろう」
瑠 「そーだよな!!」
仁 「っ…たく…」
「おっさんは瑠衣に甘いんだよ、」
杖 「ほう?その割には焦っていた様子だったが?」
瑠 「え!何その面白そうな話!!」
仁 「何も面白くねえ、おっさんも余計なこというな、俺はもう寝る」
瑠 「おいおい拗ねんなってー!!」
…心配、してくれたんだ、
瑠 「…ふはっ」
仁 「…何笑ってんだよ」
瑠 「いーやなんでも!」
ちょっとだけくすぐったい、
今日もホークアイズは不穏で平和です。