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🥀「私、恋してるかもしれません。」
私が発した些細な一言から注目が集まる。嫉妬に満ちた目、興味に満ちた目、色々な視線が私に突き刺さる。
そんな中先陣を切って話したのは私たちの総帥、ラプ様だった。
🪐「どんな男なんだ?ルイの恋仲になる予定のヤツは。」
ラプ様の一言一言が引っかかる。男。この1文字は特に引っかかってしまう。確かに、大抵の場合は男性に心が奪われるかもしれない。だけど私は女性に心を奪われた。最初は少し距離を置いていたが接しているうちに自分でも分からないまま心を奪われていた。視線も、脳内も、その人でいっぱいになっている。私が渋々女性に心を奪われたことを話そうかと思ったら嫉妬していた人、はたまた私の好きな人が痺れを切らしたのか口を開いた。
「男って決まった訳じゃないですよね?」と。私が言おうか言わまいか悩んでいたことを話してくれた。ホロックスのメンバーもその言葉に反応してこちらを見た。まるで脳内に直接「どうなのか。」と聞いているように__
🥀「…沙花叉の言う通りです。生憎、私は女性に心を奪われました。」
残念そうに、でも嬉しそうに言った。
「へぇー、」なんて言う私の好きな人…沙花叉はハイライトをなくして質問攻めされた。
🎣「ホロックスのメンバー?ホロライブのメンバー?誰?」と、
こんな質問されるということは嫉妬している、と読み取れる。その瞬間快楽と幸福に飲み込まれるかと思った。もっと私を見てほしい、もっと私に嫉妬して欲しい。貴女の脳内に「鷹嶺ルイ」以外のモノなど入れずに私だけ考えとけばいいって思う。だがそんなこともいかないので渋々話す
「誰なんだろうな。」いつものように冷たく発する。
🎣「なんで?なんで言えないの?私達の事信用してないの?それとも一般人の女?だとしても誰?もし一般人なら私が掃除(始末)してくるからさ!ねぇ。誰なの?ルイ姉の好きな人。私達はルイ姉のことを愛してるからさ。」
言いながらどんどん近づいてくる。沙花叉の脳内は私のことしかないと考えると笑みが零れてしまう。今なら幸福でタヒねるかもしれない。そんな快楽も今日まで。今からネタばらしという名の告白を
🥀「__沙花叉。アンタだよ、私の心を奪ったのは。」
そういった瞬間沙花叉の目にハイライトが戻ってきた。
🎣「へ?え、は?ん?夢?え?」
狂気や嫉妬に満ちていた顔はどんどん赤面になっていった。
🥀「私が好きなのは沙花叉だから。だから言えなかった。」
沙花叉以外のホロックスメンバーがニヤニヤしている。
🧪「お熱いですね、お二人さん。さ!いろはちゃんとラプ様はあっち行きましょ!」
🍃「了解でござる!」
🪐「社内恋愛解禁だな。」
ーここから会話だけー
🥀「クロヱ。クロヱはどうなの?」
🎣「そりゃす、好きだけど…」
🥀「じゃあ両思いだな。」
🎣「うん、」