注意
ご本人様無関係
シャオロンメインのお話
地雷さん回れ右
病み部分などあり
それでもいいよって方はどうぞ!
kyo side
医者に、シャオロンの容態を詳しく話された
グルッペンさんがさっきも言っていたように発見が遅れれば命に危険があったこと
何日も食べてなく、ろくに寝れていないとのこと
医者「つかぬことをお聞きしますが
……家ではどのように生活されていたのでしょう?」
kyo「……わからないです
俺は、数日前まで3年間眠っていましたから。」
医者「そうですね…
すみません。」
看護師「先生ッ!
患者の容態が!」
医者「わかった。すぐに行く
……お大事になさってくださいね」
そう言って、慌てた様子で医者と看護師は行ってしまう
俺は近くにあった椅子に腰かける
kyo「はぁ……」
深くため息をついた俺は、スマホを取り出す
俺がしてやれるのもこれだけ……か……….
そして、ある番号に電話を掛ける
それは、紛れもなく、俺の母親の番号だった
ーープルルルルルップルルルルルッ
母「あらぁ…..あなたから電話なんて珍しいじゃない
こんな時間にどうしたの?」
kyo「シャオロンのことで相談があるんやけど……」
母「チッ…あいつのことかよ
あんな屑のことはいいから」
kyo「入院してんだよ……栄養失調で倒れたんや」
母「そう……私には関係ないわね」
kyo「ッ…….!」
母「それより、あなたはいつ退院するの?
たしか、もうすぐだったわよね。迎えに行くわね」
前に見舞いに来てたときもこんな感じだったよな
家にも病院から連絡入ってるはずやのに
なんで知ってないん?
くっそ……
やっぱり俺が眠ってたせいで
シャオロンの人生は狂ってしまったんや
kyo「もう、二度と俺たちの目の前に現れんといてくれ」
母「……は?
…….急にどうしたの?気分でも悪い?」
kyo「悪くない。全部知ってんねんで
シャオロンに虐待、してるんやろ?」
母「あいつから聞いたの?」
kyo「…聞いてへん。何となく察するよ
俺たちを孤児院から拾ってくれたんは感謝してる」
母「なら……」
kyo「俺の大事な弟を傷つけたやつは一番許せへん
……縁を切らせてくれ」
母「……嫌よ」
なんでッ!
嫌なん?
あんたたちがシャオロンが嫌いならそれでいいだろ?
俺はシャオロンを助けたいんや
亡くなった両親と約束したことなのに
母「あなたまでいなくなるなんて考えられないわ
……それに仕事はどうするの?あなたが眠ったのは大学生の頃よ?」
kyo「うるさいッ!いつもそうやって俺ばっかりをひいきにしてさ?
あんたらはシャオロンのこと考えたことある?ないよね……」
母「誰に向かって口を……!」
kyo「シャオロンはずっと苦しんでるんや
物心ついたときにはもう、親はいなくて……成長していくなかに虐待が隣にいたんやろ?」
母「それは…….」
kyo「荷物は俺が退院したときにシャオロンの分ももらってく
…それでエエやろ?……今まで育ててくれてありがとう。それと、一生許さへんからな」
母「待ちなさいッ!」
ーーツーッツーッツーッツーッ
俺は勢いのまま母親に告げた
これで、シャオロンが少しでも
楽しい生活を送れたらいいな…….
俺はスマホのなかに入っているシャオロンの画像を見る
明るく楽しそうに笑っているシャオロン
今ではない笑顔だった
kyo「ごめんな……
弟を守れへんお兄ちゃんで」
コメント
1件
涙腺崩壊した〜(´;ω;`)ブワァ ゆっくりでいいので次の話待ってます!