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青side
さて、橙くんは寝れたかな、?と心の中で思う。僕の前にはふわふわした黄色い髪の毛の男の子がいる。何歳だろ、?僕が今、14歳だから…12歳ぐらいかな、?そう思いつつ見守っていると、
黄「パチッ。」
青「あ、起きた?おはよう。水飲む?」
黄「お願いします。」
青「はい。」
黄「ありがとうございます。」
驚いた。すごく可愛い声をしているから。僕はよくガサガサボイスって言われる。そんな僕とはちがって、ふわふわしたわたあめ、みたいな声だった。
青「君、名前は?」
黄「僕は黄です。」
青「そっか、黄くんって呼んでいい?」
黄「はい。」
青「何歳?」
黄「12歳です。」
やっぱり。僕、超能力者かも。
青「もう辛くない?」
黄「はい。おかげさまで。」
青「それは良かった。」
黄「あの…僕をつれてきてくれた方は…」
青「ああ、橙くんのこと?その人なら今寝てると思うよ。」
黄「そうですか…」
青「大丈夫だよ、お礼ならいつでも言えるから。」
黄「はい…」
この子も謙虚だなぁ。なんか皆みたい。
青「敬語別にいいよ、?」
黄「いえ、このほうが喋りやすいんです、」
青「そっか、」
そう教育されていたのかな。
黄「これから僕はどうしたらいいですか、?」
そういえば黄くん、記憶飛んでるんだっけ、
青「僕達と一緒に暮らそうよ。」
黄「え…いいんですか、?」
青「もちろん。」
黄「僕…何もできないんですけど…」
青「…何かできないと、一緒にいちゃだめなの?」
黄「え…?」
青「誰にだってさ、難しいことはあるじゃん。それが多いか少ないかでできることは限られてくると思うんだけど…」
青「それって、悪いことなのかな、」
黄「…ポロポロ」
黄「え!?待って!?僕、責めてないよ!?言い方強かった!?ごめんね!?」
ガチャ
青「ん?」
桃「何そんな騒いでんだよ…って、!泣いてる、!?おい青、何したんだよ。」
僕が泣かしたと思って桃くんは呆れた顔をしながら、こっちを見る。
青「いや…ほんとに分かんないっ…」
桃「はぁ、?んだよ、それ、」
黄「違うんですっ…今までっ…そんなに優しい言葉をかけてくれる人はいなかったので…」
青&桃「…」
僕と桃くんは目を合わせ、
ポンッ
と黄くんの頭に手を置き、撫で始めた。
青「もう大丈夫だからね、」
桃「ここにはそんなやついねぇから。」
黄くんが安心して暮らせるようになればいいなぁ…