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「私,馬鹿みたい」
「うん馬鹿だね」
「え?」
「何してるの」
「姫にこんな事言うの最低だけどさ」
「馬鹿だと思う」
「僕,言ったよね」
「こういう事が起きる前に言ってねって」
「やっぱりダメ私葵君に迷惑かけられない」
「迷惑じゃない!って言った」
「私は葵君にこんな事言いたくないの」
「自分がバカバカしく思える」
「葵くんといるだけで攻撃を受けてさ」
「言い返さないんだよ?」
「言い返せないんだよ?」
「情けなく思えるよ」
「僕は,」
「〇〇が傷ついてる方がやだ」
「1人でなんでも抱え込んでさ」
「〇〇は馬鹿だと思いますよ?」
「馬鹿って何回も言わないでよ!」
「じゃあ今からすることわかる?」
「いや、その前に着替えよう?」
「すること?あ、うん着替える」
私は自分が持ってるジャージに着替えた
「じゃあ行くよ」
「ま、待って!どこに行くの」
「はぁ,何処って」
「〇〇にそんなことした人に面と向かって言いたいこといいな」
「え」
「え,じゃない!」
「言わなきゃ終わらないよ」
葵くんの言う通り
言いたいことを言わないと
この虐めは終わらない。
言ってやろう。
「大丈夫?〇〇」
「うん!大丈夫!」
「言ってやる!」
「うん」
教室の前まで来た
予想通り虐めてきた人達が放課後教室に
残っていた。
フゥと大きく深呼吸
「〇〇,」
「行ってくる」
「あ?お前〇〇だよね」
「なんでここにいるの?」
「目障りなんだけど」
「言いたいことを言いに来た」
「は?」
「わかってる」
「葵くんは私だけの王子様じゃない」
「でも,それは貴方達も」
「葵くんは優しいからこんな私に話しかけてくれるだけで」
「特別扱いをしてる訳じゃない」
「だからもうこんなことはやめて!」
「あぁ,うざ」
「マジ無理」
「キモすぎだろ」
「関わんなって言ってんだよ!」
「なんでわかんねぇんだよ」
「いや、それは無理」
「葵くんはみんなの王子様なんでしょ?」
「しかも関わるか関わらないかは葵くんが決める事だと思う」
「うぜー」
「綺麗事言って葵くんに好かれようとすんな」
「もういいよ」
そう言って虐めっ子は私に黒板消しを投げつけようとした
思わず目をつぶった
ぶつかるそう思ったけど
当たらない。
ゆっくり目を開けると
葵くんが居た。
「ア、葵くん?!」
「ち、違うの!これは,葵くん,」
「何が違うの」
「ッ!」
「何してんの?」
「こんな事までしてさ」
「僕が君達のこと好きになる訳なくない?」
「!」
「…」
虐めっ子は悔しそうな表情を浮かべながら私の横を走っていった。
「ねぇ,〇〇」
「ん?」
「僕の事皆の王子様って言ったよね」
「うん」
「あながち間違っては無いけど」
「僕は〇〇だけの王子様になりたい」
「へ?」
「だからさ,」
「僕だけのお姫様になって欲しい」
それはつまり…
「告白、?」
「うん」
そんなの返事は一択じゃん
「 」