「目覚めろ」
バッ)俺はとび起きた
?)「目を覚ましたね。おはよう」
目の前の_はそう言った
ポカーン
ら)(ぁ。)
ら)「おはようございます! 」
ら)「“主様”」
主)「うん、おはよう。らだおくん」
主)「久しぶりに会うね」
ら)「ェ…そうでしたか⁉︎すみません…」
主)「(笑)いいよ、謝らなくて」
ら)「!ありがとうございます」
ら)「あの…」
ら)「ちなみにどのくらい寝てましたか?」
主)「うーん…ざっと1000年くらいかな?」
ら)「…1、1000年ですか……」目を逸らす
主)「そうだね」
主)「まあそれはいいとして…」
主)「ところで、眠る前の記憶はちゃんと保持できてるかな?」
主)「吸血の仕方、とか吸血鬼の心得あたり覚えてれば一旦大丈夫なんだけど…」
ら)「…」
ら)(やっばいやっばい…。何も覚えてない……。)
ら)(というか、寝る直前まで何をしてたのかも思い出せないんだけど…⁉︎)
アタフタ)らだおが戸惑ってる
主)「フフッ…忘れてたら正直に言っていいよ、別に怒ったりしないから」
ら)「ぁー…その主様のことしか覚えていなくてですね?……」
主)「なるほど…?」
主)「つまり、さっき言った吸血の仕方とかも… 」
ら)「はい、覚えていません…」
ウーン)主様が目の前で悩む
ら)(うー…何してんだ俺……。、
というか俺記憶力悪すぎない??)
主)「わかった。1からまた教えるよ」
主)「だから、そんな顔を張り詰めないでくれるかい…?」
そんな顔していたのか、、と表情をできる限り柔らかくした
ら)「はい!ありがとうございます!」ニコ
それはそれは、どんな人でも一目見れば心が和んでしまう……満面な笑みだった
主)(あー…可愛いな)
主)(私の愛しい愛しいらだおくん…)
主)(いや、私の愛らしい眷属くん…♡)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主)「まずは吸血鬼の心得から…」
ら)「はい!よろしくお願いします!」深々とお辞儀
主)「1.夜の活動を主とする
2.人の血を吸って生きていく
3.吸血鬼が死ねば、眷属も死ぬ
4.眷属は主の指示に絶対服従 」
主)「だから、らだおくんは私の指示にはちゃんと従ってね?」
ら)「はい!」
主)「大まかに言えばこれくらいかな?あとで詳しく伝えるね」
ら)「ありがとうございます!」
そう言いどこかへと向かう
トコトコ…テクテク…
主)(5.吸血鬼が眷属を作る場合、 相手からの了承が得られれば 永遠の眷属に。 しかし、強制的に眷属にした場合、人間に戻る可能性があるため注意せよ)
主)(…ね)
主)(今は私が彼にいれた血、が元々の彼を制御……つまり洗脳状態にあるから、私の言うことを聞いている)
主)(だが彼の友人に揺さぶられたりしたら、その状態が溶けてしまう…)
チラッ)らだおの方を見る
ら)「〜♪」
とても楽しそうだ
主)(絶対に戻らせない…)
主)(ずっとずーっと。私のもので……♡)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主)「着いたよ」
ら)「おぉ…」
そこは[牢獄]だった
そして中に人が1人いる
主)「はい、じゃあ入って」
ギシー…)牢屋の扉が開く音
中に入ると、主様が鎖で壁に繋がれてる人のところに歩み寄った
主様はその人に話しかけ、その人はコクコクと頷いていた
俺はそれを少し離れたところから見ていた
見た感じその人は虚な目をしており、体が異常すぎるほど痩せ細っていた
ら)(…怖いな)
話終えたのか、主様が俺のもとへと近づいてきた
主)「それじゃあ、吸血の仕方と注意事項を伝えるね。伝え終わったら、 私の手本を見る→実践、の形で動いていこうか」
ら)「はい」
主)「1.首筋あたりを 優しく吸うこと。
痛いと暴れるからね、人間は
2.1回の吸血につき吸えるのは2分程度
それを毎日3セット(朝昼晩)
3.1人の人間につき、2週間利用できる
4.2週間経ったらその人間は殺す
生かしちゃいけないよ… 」
ガシャガシャ)鎖の音
主)「…5.吸血対象をしっかり躾する…だね」
ら)「わかりました!」
そう言うと、主様は優しく笑顔を見せてくれた
手本を見せる前に準備がある、と言われたので牢屋から一旦出ることに。後ろ向いてて、とも言われたのでその通りにする。
ら)「…」
後ろからガシャガシャと音がする
ら)(何やってるのかな…)
少し経つと辺りが静まり返り、
主様が「入っていいよ」と言ったため入る
入ると中にいた人は、まるで生気を失ったような顔を浮かべていた
ら)「…?」
主)「んじゃ、手本見せるね」
さっき言っていたように慣れた手つきで吸血をおこなっていく… そして終わった
主)「こんな感じ、わかった?」
ら)「はい!ありがとうございます!」
主)「よかったよ。…この横の牢屋に私が躾しといた人間がいるから、やろうか」
[移動後]
主)「それじゃあやってみて」
俺は主様がやっていた動作を真似し、人間の首筋を カプッ! と噛んだ
チューチュー)
ら)(あ、美味しいな…)
(ていうかこの人全然怖がらないな…)
(主様躾上手いな……)
なんて思いながら飲んだ
プハッ)そして飲み終え、その人から離れた
ら)「吸血…どうでしたか?主様…」
少し沈黙が流れる
ら)(下手だったよな…ダメだったか…)
怒られる覚悟で目を瞑った… が、
主)「すごい!!上手いよらだおくん!初めてなのに素晴らしい!!!!」
と、想像を遥かに超えるくらいべた褒めされた
ら)「…!よかったです!!」ニコ
俺は嬉しくなって笑顔を浮かべた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その場から離れて、俺がさっきいた“俺の部屋”へと向かっている
ら)「そういえばさっき、「人を殺す」と言ってましたけどどのように殺すんですか?」
主)「んー?ああ。その人の血を全て吸血したあとに地下5階に行くんだよ。そこには使われなくなった古い下水道(地下通路)があるからその下水に捨てるだけ。時間が経てば海に出て証拠隠滅、って感じ!」
ら)「なるほど…」
主)「んーあとね。私が躾をしっかりとするかららだおくんはやらなくていいよー」
ら)「え…いいんですか?ありがとうございます!!」ニコ
笑顔で頭を下げてくる彼を見ていると、私の胸の高鳴りが止まらなかった
主)(ゾクゾク…♡)
主)(ああ…これから今以上に私に堕ちてくれ…♡)