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ち ょ こ れ え と  (ノベル版)

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ち ょ こ れ え と (ノベル版)

2 - 私の恋、どの方向? ー 🍗🍫🍪

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2025年02月02日

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私の恋、どの方向? ー 🍗🍫🍪



「あ、ゆあんくん!ちょっと部屋に来てくんない?」



「良いよ~、何かあったの?」




「や、パソコンが動かなくてさ~…」






ゆあんくん、私いつでも君のこと想ってるんだよ、いつも君のこと考えちゃうんだよ








私は君に夢中みたい。






「あ、ゆあんくん!ちょっと来てください」




「あーのあさん、ちょっと待ってて!えとさんのパソコン直したら、すぐ行く!」




「…分かりました」












「ゆあんくん、私の大した事ないし、のあさんの方行ってあげても良いよ、」


「のあさん忙しそうだったし、私のなんか後でもいいからさ!」




「いや、良いよ。えとさんの先にする。」




「ほんと?ありがと、」








私、本当は知ってる。君がのあさんの事を好きだってこと。私なんて、メンバーとしか見てないってことも。


全部知っているのに、君に話しかけたいと思ったり、君に愛されたいと思うのは全部きっと私の我儘なんだ。










「はい、これで良いんじゃないかな」




「おー!ありがとね、ゆあんくん」




「じゃ、俺行くね」




「……うん、」






此処で「ちょっと待って」って言いながら、袖を掴んだり出来る勇気が私にあれば君も少しは意識してくれるの?


ゆあんくんが部屋を出た後、私は泣く。片思いはとても辛い。君に意識してもらえないことが辛い。




「っう、…うぅ…っ..」




やっぱりゆあんくんに恋なんかするんじゃなかった。










「おーいえとさん、ご飯やって~」






「えとさん?ちょっと入るぞー」




「あー寝てるやん、」


「おーい起きろーえとさん」








「ん、?あ、うりじゃん、どしたの?」




「のあさんがもうご飯やから降りて来てやって」




「あーおけ、ありがとね」




「ん、良いってことよ」








あのまま寝落ちしてしまったのだろうか、もう外は暗くなっていた。




ふと鏡を見たら、目が赤く腫れていた。泣いたからだろう、本当に最悪すぎ。


この顔でゆあんくんに会いたくないけど、ご飯を食べない訳には行かないので下りるしかない。








「のあさーん…」




私は料理していたのあさんに抱き着く。いわゆるバックハグ状態。のあさんの背中は暖かくて、落ち着くから昔から良くしていた。




「うわっ!ってえとさんじゃないですか、」


「もーご飯作ってるんだから、危ないですよ」




「えー良いじゃん、のあさんの背中落ち着くの!」




「ちょっとだけですよ、?」




「やったー!笑」










本人はゆあんくんの想いに気づいていないだろうが、私にとってのあさんは恋敵であり、家族みたいな大切なメンバーである。


のあさんを傷つけてまでゆあんくんを好きになってもらうなんてこと、私には出来ない。












____________




えとさんはきっと気づいていない。私がずっと貴方に好意を寄せていることを。






この恋は一般的にはあまり認められてなくて、えとさんにこの想いを伝えてもきっと困惑させてしまうだけだって分かってた。だから、この想いは私の中で閉まっておく。






そうしておくつもりだったのに。










「のあさーん…」




「うわっ!ってえとさんじゃないですか、」


「もーご飯作ってるんだから、危ないですよ」




一応刃物を使う時もあるので注意はしておく。




けど、私の背中はえとさんに触れているところだけ熱を持っている。もっと近づきたい、近づいて欲しいと言う様に。




「えー良いじゃん、のあさんの背中落ち着くの!」




「ちょっとだけですよ、?」




「やったー!笑」




無邪気に笑う姿の貴方が愛おしくて、もう誰にも渡したくなくて。






えとさんには、私だけを見て欲しい。








そんな独占欲が私の心を渦巻いている。








今日のお昼だって、えとさんはゆあんくんを自分の部屋に連れ込んでいた。パソコンを治す為、だっけ。


私は急いでゆあんくんを止めた。えとさんの部屋に行って欲しくなくて。


仮にもゆあんくんは健全な男子高校生だし、えとさんに何かしてしまうかもしれない。




なのにゆあんくんは、えとさんの部屋に行ってしまった。心配で心配で堪らなかったが、えとさんの部屋から出たゆあんくんはいつもと変わらない様子で少し安心した。










「あ、のあさん。そう言えば、俺のこと呼び止めてたよね?」




影から見ていたことが気づかれ、話しかけられてしまった。




「あーもう終わりました」




「えーほんとー?」




「はい。」




「そっか…、」




それよりも聞きたいことがある。




「ゆあんくん、えとさんと何話してたんですか?」




すると突然ゆあんくんの顔が明るくなる。何かを期待している様子。




「えー気になるの?」




「……やっぱり、大丈夫です」




何か勘違いされてそうだから、辞めといた。




そして最後に、えとさんに手を出したら許さないからな、という様にゆあんくんを睨みつけといてやった。












私の大切なえとさんをゆあんくんになんか盗らせない。




私の想いがえとさんに伝わらなくても、


えとさんのことをきっと守ってみせるから、安心してね。




















ゆあんくんのあさん💗えとさんゆあんくん










今回はゆあえとのあの三角関係が見たくて書いちゃいました。




ゆあんくんの想いに気づかないのあさんと、


えとさんの想いに気づかないゆあんくん、


そしてのあさんの想いに気づかないえとさん。






三角関係大好きなんで、これからもちょくちょく書いていきます








じゃあ、ばいばい~

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