ひいいいいいいいい!!!
怖い!!怖すぎる!!
絶対あの人達やん、、、
超怖い人達に目をつけられてしまったァ…
「さ、行こ〜」
「行こ行こ〜」
スキップをして去っていく先輩方。
なんてこったー…
はあーーどうしよおおおおお
だなんて思いながらばらまかれた本を
涙目になりなから拾って箱に戻す。
すると…
いきなり目の前に手がにゅっと出てきて本をとる。
北さん「手伝うわ」
『きっ…北さん!?』
北さん「本、落としたんやな」
通りすがりの北さんがバラバラになった本を
一緒にひろってくれた。
なんて優しいのでしょう。
『ありがとうございます北さん』
北さん「全然ええよ、柊木さん、図書委員なん?」
『そなんです…先生に頼まれて本を
運んでいたら…(怖い先輩方にぶつかられて)
箱落としちゃって…』
説明しようとしたら、さっきの事思い出して
涙がポロポロとこぼれた。
北さん「大丈夫か?またどっか怪我したん?」
北さんが優しい口調で言った。
北さんほんと神様なのですよ、
声といい行動が!!
『いえ…そんなんッじゃないんです…グス』
やばい、割とガチ泣きだ。
涙が止まらない
さっきの先輩ほんとにめっちゃ怖かったんだ。
泣くの我慢してたんだ。
『ごめんなさい…涙がッ止まんなッ…』
北さんは私の頭をポンポンと撫でて
北さん「ここじゃあれやから
図書室で話聞くからな、大丈夫やで。
俺、ちょうど図書室まで借りた本返しに行きよってん
これ、持つから鍵開けてな」
私があれほど、よっこいしょ…と猫背になりながら抱えていた箱を北さんはスっと持ち上げた。
バレー部の中では背は高い方では無いんだけど
やっぱり筋肉たくさんついてるんや…
本当に優しい人だなぁ…
図書室まで行く途中
北さん「こんな重いもん女の子に持たせるなんて先生も薄情やなぁ」
なんて北さんは笑って話してた。
コメント
1件
北さん優しいかよ🤦♀️