テラーノベル
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あたし、尾黒澪《おぐろみお》。平成20年生まれの女子で………よし、言っちゃおう…
元ガキ大将、です…!
えっと、説明《いいわけ》させてね。
あたし、4歳くらいの保育園時代、ドッチボールが大の得意だったの。投げる方ね。避けるのは割と苦手!子供っていうのは単純で、あたしはそれだけで人気者だったの。
「みおちゃんすごい!」「みおちゃんのおかげで勝てた!」
そんなほめ言葉を日常的に聞いてたからだろうね、あたしはすっかり天狗になっちゃって……
でも、あたしはそんな日々に退屈し始めた。もっと人気になりたい!もっと頼られたい!
俗に言う権力ってやつね。なんて物騒なんでしょう。末恐ろしい娘よ…
試行錯誤して、一つの結論を見つけたの。…共通の敵を、作ること。
~ここから黒歴史!!!~
みんなから疎まれている男の子がいた。名前は、原田迪《はらだみち》。
ドッチボールはすごく弱くて、いつも即外野入り。そのくせルール違反をいちいち指摘してくるから、みんな腹を立てていた。
あたしは、迪くんがいない日を狙ってみんなに協力の約束を取り付けた。内容は、徹底的な無視。単純で残酷な、いじめだ。
迪くんは、始めこそドッチボールで最後まで残ることを喜んでいた。でも、一週間もすれば無視されていることに気づいた。あたしが陰で笑っていることも。それでも、迪くんはドッチボールに参加して、ルール違反の指摘を続けた。めそめそしているくせに、反省していない。あたしは、一転してひどいいたずらをしようと決めて、迪くんが休み、みんなで計画ができる日を待っていた。
でも、今度はうまくいかなかった。迪くんが、一冊の本を持ってきた。
『ドッチボール入門』という本だった。
絵やふりがなが多く使われていて、大人を少し頼れば子供でも読めるものだった。しかし内容は的確で、迪くんは、運動が苦手なままドッチボールで活躍し始めた。みんなも、迪くんを無視するのをやめ、アドバイスを受けるようになった。当然あたしの価値も下がった。それを知ってか知らずか、迪くんは外野からあたしを応援するようになった。
迪くんは、あたしの嫉妬の炎を燃え上がらせた。
コメント
2件
すごすぎやろ いーね 好き ((o(´∀`)o))ワクワク
キャラ設定とかお話の構成とか見やすくってめっちゃ続き楽しみなんだが👍