テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

『影の姫、月の子』

一覧ページ

「『影の姫、月の子』」のメインビジュアル

『影の姫、月の子』

3 - おじいちゃん目線

♥

41

2025年08月19日

シェアするシェアする
報告する

牛鬼の屋敷を訪れたぬらりひょんは、そこで小さな影を見つけた。月明かりの下、きちんと座り、牛頭丸や馬頭丸に囲まれている少女。


「……なるほどのぉ。あやつが、山吹の娘か。」


瞳に宿るのは乙女を思わせるやわらかさ。しかし立ち居振る舞いは、どこかリハンに似た奔放さを漂わせていた。


牛鬼が恭しく頭を垂れる。

「レン様は我らが守ります。――誰にも、手出しはさせません。」


ぬらりひょんは笑みを浮かべた。

「ふむ……まことに大切にされておるな。じゃが――」


少女の視線は、ぬらりひょんではなく、遠くの空を見つめていた。

寂しげで、何かを探すような瞳。


「リクオ……お主には、意外な“姉”がおるようじゃの。」


ぬらりひょんは煙管を鳴らし、静かに目を細めた。


『影の姫、月の子』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

41

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚