『影の姫、月の子』

奴良リハンと山吹乙女の娘として生まれながら、牛鬼の庇護のもと育った少女・レン。四分の三が妖怪、四分の一が人間という、リクオとは正反対の血を持つ「影の姫」だった。家族と過ごせなかった寂しさを抱えながらも、牛鬼たちと穏やかに暮らしていた彼女の前に、ある日ぬらりひょんが現れる。やがてリクオとの出会いを経て、欠けた居場所を探す旅が始まる――。