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私がもふもふを好きになったのは幼少時代に、ある事件がきっかけである。
忘れもしない4歳の夏の話だ。
家族と車で海へ向かった。
私は車の後ろの座席に座り、熊のぬいぐるみを抱きしめて窓から少し入る夏の風で髪の毛を靡かせて外を眺めていた。当時4歳の時の私はだんだん自我や意識を分かってきていたので窓から見える来たことのない場所を見ない訳にはいかなかった。
音楽は夏にぴったりな曲が車の中を明るくさせていた。
父:さぁ、ゆみ!もうそろそろで海が見える思うぞ〜それまでしっかり起きていられるかー?
私:うん!ゆみはもうお姉さんだから起きていられるよ!
母:そうねぇ。ゆみはもうお姉さんだもんね〜 。しっかりしてて偉いわね!
あ、ゆみ!海だよ、海!
私:海だーー!パパ!海が見えたよ!
父:お!ほんとだ!あ、こらゆみ。そんなにはしゃいでたらあっちについて眠くなっちゃうぞ〜?
私:( ゚д゚)ハッ!ゆみはお姉さんだからちゃんと座らなきゃ
母:もうパパったらぁ
ゆみ海に着くまであとほんの少しだからそれまで待てるかなぁ?
私:うん!待てるよ!
母:ゆみはお利口さんねぇ
海について私は浅瀬の方で足をちゃぷちゃぷして遊んでいた。父はそんな私と一緒にはしゃいでくれて、母は父と私が遊んでいるところをカメラで撮っていた。少し遊び疲れて休憩している時だった。私はそれまで元気だったのに急に母にもたれたらしい。
母:あら?ゆみもう眠くなっちゃった?
母が私にそう話しかけても返答がなかったらしい。すぐさま私が何かしら体調が悪くなり意識がなくなったことを両親は気づいた。だが焦っていたから何からすればいいのか分からなかった。
そこで獣人が現れた。
獣人:どうしましたか?
母:む、娘が急に意識がなくなって、それで、!それで!
獣人:わかりました。お母さんはとりあえず落ち着いて下さい、お父さんは近くの病院に電話をしてください!
父:わ、わかりました!
母は私と獣人を見守り、父はすぐさま電話をかけに行った。獣人は慣れた手つきで対処していった。私は一瞬その時意識が戻った。
私:(あれ、、?おでこが涼しい、、でも、なんか、、もふもふ、してる、?)
獣人:大丈夫だ、大丈夫。もうすぐ救急車が来るからな、大丈夫だ。
私:(この人、、もふもふしてて、かっこいいなぁ、、)
私はこの一瞬の出来事しか覚えておらず、意識がなくなった時のことは両親から後々教えてもらった。救急車に運ばれていって、すぐ私は目が覚めた。そこにはあの時助けてくれた獣人はいなかった。でもあの人に助けられたことで私はもふもふ好きになった。
そして私は成長し、あの出来事があったことをかっかけに大学では獣人についての学問を学び、また人種に関係なく助けたい気持ちがあって医師の資格もとった。今はまだ医師の資格を取り立てほやほやなので雑用しかできないがこれからはもっとたくさんの人を助けれるような医師を目指している。
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父・林 剛(はやしたける)
娘を助けてくれた事を機に獣人を信頼するようになった。助けてくれた獣人に感謝の言葉を伝えたいが名前を聞くのを忘れて後悔している。
母・林 咲(はやしさき)
娘を助けてくれた事を機に獣人に対して感謝の気持ちでいっぱい。あの時に助けてくれた獣人を感謝してもしきれないらしい。