テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「借りてきたタッパーの持ち主に連絡を入れた。夏休み期間は週に1回程度しか学校には来ない。でもその日で良ければ、出し入れさせてくれるそうだ。あそこは業務用冷蔵庫と冷凍庫があるから問題無いだろ。夏休み中に全部使う事態は無いだろうし。
なお明日は日曜で先生はいない。3日月曜日の執務時間中なら学校にいて大丈夫だそうだ」
七橋先生に連絡を取った訳か。
さすが川俣先輩。
「なら限界近くまで持って帰っても余裕ですね」
「ただ持ち運ぶ手段は考えないとな」
確かに。
取り敢えず箱かなんかに入れて学校へ持っていって、あとは台車で運べばいいかな。
でもちょうどいい箱があるかな。
「段ボールで良ければ、2階の倉庫に引っ越し等に使った箱がいくつかありますよ」
理奈先輩が有り難い事を言ってくれた。
「なら明日の帰りは箱詰め作業ですね」
「箱詰めして、先生の家に下ろして貰って、とりあえず冷蔵庫に詰めて、装備を洗って。明後日学校まで送って貰えばいいか」
先生の家で合宿後1泊するのは予定の行動だ。
色々使った装備を洗って乾かしてしまわなければならないし。
そう言えば装備の中に大物があったな。
「すだての網とかはどうしますか」
皆に聞いてみる。
「あれは本来、日本国内で使うと違反ですからね。無人島とか外国でも行かないと使えませんから」
つまり持ち帰っても使えないぞと。
「ならこの家の倉庫に仕舞っておこうか。あれには随分お世話になったし。この家で無人島に行けば、また使えるしさ」
透里さんがそんな事を言ってくれる。
「いいですか。何か申し訳無いような」
「あれで美味しいのを色々獲れたからさ」
という事で、すだて網はこの家で保管と。
「さて、今やっている燻製が終わったら、お昼の準備をしようか。その後に最後のすだて漁と片付けが待っているから」
そう朗人先輩が言って。
干物組は様子を見ながら一部の魚をひっくり返して。
燻製組は時計を見てガスバーナーの火を消して。
それぞれ一時休憩モードに入る。