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小さな約束～主セニャの放課後日記～

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小さな約束～主セニャの放課後日記～

第20話 - 第20話　「遊園地デートの約束」

43

2024年11月09日

#ドラクエ11

#主セニャ

#二次創作

#恋愛

#小学生パロ

#がとこん

轍

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休日が来ると、イレブンとセーニャはずっと楽しみにしていた遊園地へ行くことになった。二人は朝早くから待ち合わせをし、ドキドキしながら出発の準備を整えた。遊園地に到着すると、広い敷地には様々なアトラクションが立ち並び、カラフルな遊具に目を輝かせたセーニャは、すぐにどれに乗るか決めたようだった。

「ねえ、イレブンくん！あのジェットコースター、すごく楽しそう！乗ろうよ！」と、セーニャが指をさしながら元気よく言った。

イレブンは少し戸惑ったものの、セーニャの明るい顔を見ると、つい頷いてしまう。「うん、君が乗りたいなら、僕も乗るよ！」

二人は並んでジェットコースターに乗り込むと、発車の合図とともに一気にスピードが上がり、風を切るように進んでいった。セーニャは最初は少し怖がっていたが、途中で笑顔を見せるようになり、イレブンもその笑顔を見て安心した。

「すごい、これ、楽しい！」とセーニャが大声で叫ぶと、イレブンも笑いながら「楽しいね！」と返した。

次に二人が向かったのは、観覧車だった。セーニャは少しワクワクしながら言った。「イレブンくん、観覧車に乗ろうよ！高いところから景色を見るのって楽しそう！」

「うん、いいね」とイレブンは頷き、二人は並んで観覧車のカプセルに乗り込んだ。カプセルはゆっくりと動き出し、少しずつ空に向かって上がっていく。二人は窓の外を眺めながら、しばらく静かに景色を楽しんだ。

「見て、あっちの景色、とってもきれい！」とセーニャが指差した先には、広がる遊園地の景色が広がっていた。夕方が近づき、空が少しオレンジ色に染まっていく。二人はその美しい景色を見ながら、時間がゆっくりと流れているように感じた。

「ほんと、きれいだね。君と一緒に来られてよかった」とイレブンが静かに言った。

セーニャは照れくさそうに笑いながら、「私もですわ、イレブンくんと一緒だと、どんなことでも楽しく感じます」と返した。

観覧車が頂上に近づき、二人は目を合わせた。夕焼けに包まれた空が二人を包み込むように、温かい気持ちが二人の間に広がっていった。

イレブンは少し緊張しながら、顔を近づけて言った。「セーニャ、君と一緒にいると、すごく幸せだって感じるんだ。ずっと、こうして一緒にいたい」

セーニャの顔が赤くなり、目を伏せながらも「私も、イレブンくんと一緒にいたいです」と、恥ずかしそうに答えた。

その瞬間、二人の間に静かな空気が流れ、イレブンは少しだけ勇気を出して、セーニャの顔に優しく手を添えた。セーニャもそれに気づき、心臓がドキドキと高鳴るのを感じながら、そっと目を閉じた。

二人はゆっくりと近づき、そして唇が触れ合った。観覧車が頂上に達し、二人のキスは少しだけ長く、優しいものだった。周りの世界が一瞬静止したように感じ、二人だけの時間が流れた。

キスが終わると、セーニャは少し顔を赤らめながら、恥ずかしそうにイレブンを見つめた。「…イレブンくん、こんなにドキドキしたのは初めてですわ」

イレブンも少し照れくさそうに笑って、「僕もだよ、セーニャ。君のこと、大好きだって思ってる」と告げた。

二人はお互いの目を見つめ合い、再び幸せそうに笑顔を浮かべた。観覧車がゆっくりと降り始め、二人はその後も遊園地でたくさんの楽しい時間を過ごした。