前回の続き。
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Sm side
足りない、足りないんだ、自分のこともまともに思い出せないが、絶対に何かが足りない
んだ、大切な物、忘れてはいけない物、
あれから月日は流れ、やっと皆の名前を覚えることが出来た、
片目を隠しているNakamu、相当甘党なやつ。
大きくていつも寝てるBroooock、相当頭おかしいやつ。
細くていつ寝てるかわかんないシャークん、小柄だけど強いやつ。
ジャージ着てるきんとき、まともぶってるやつ。
自分を天才とか髪って言ってるきりやん、クソメガネ金髪なやつ。
ざっと自分が思っていることを頭の中で整理していれば病室の扉が叩かれた。
Sm「何。」
入ってきたのは金髪の男きりやんだ。
Kr「カウンセリングの時間だからさ、どう?、話せる?、なんか思い出した?」
Sm「……なんにも。」
哀愁を帯びた顔。
嫌い、嫌い、大嫌い。
Kr side
俺はスマイルが小さい頃の写真を見つけた、その写真でなにか思い出すかも知れないから持ってきたが、問題は写真の内容だ、4人家族が写っている写真はスマイルだけ顔が塗り潰され、4人とも白装束に身を包み何かに信仰しているような、そんな写真。
正直不気味だ、本人が見たい、と言ったら見せるつもりだが、正直怖い。
Kr「そういえばね、スマイルの小さい頃の写真が部屋に飾ってあったんだけど…。」
恐る恐る聞く。
Sm「……見る。」
意外だ、
Kr「ほんとにいいの?」
Sm「お前が持ってきたんだろうが。」
Kr「……そうだよね、」
余りいい記憶では無いが、もしかしたら何かがトリガーになって思い出すかもしれない、そう淡い希望を持って先程の写真をあなたに差し出した。
Sm「……。」
そりゃいい顔はしなかった、
Kr「スマイルごめn」
Sm「何、祈って踊ってそしたらいつか天が味方して記憶が戻るの?。 馬鹿言ってんじゃねぇよ。 どれだけ希ったって無理なものは無理なんだよ、頼む、頼むから _____やめてくれ。」
スマイルがとても可哀想だ。
ごめんな、ごめん、スマイル俺はお前を助けたい。