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◇◇◇◇◇
城門まで行く途中にすれ違うたびに、めっちゃ見られてる気がする。
『そんなに目立つんですかね?』
『まあ、この格好やし、しゃーないわな。しかも、肌の色もあるやろし目立つわな。』
『奴隷多いですね。』
『確かに。見てて不快やな。せやけど、これはどうしょーもないからな。視点の違いや。難しいな。』
『そうですね。なんとも言えないですけど。』
喋ってるうちに城門に着いた。門番の方にカミラさんを呼んでもらう。
「おかえりなさいませ。ユメ様!お部屋にご案内します。」
広過ぎて覚えてないんで、カミラさん任せです。
「女性の方はこちらのお部屋で、ユメ様は、レイラ様がお待ちなので、こちらへ。」
「え?待ってるんですか?」
「はい、待っておられますよ。さ、参りましょう。」
「はぁ、ちょっと、行ってきます。」
案内されて部屋に戻るとレイラさんが、無言で一点を見つめて椅子に座っていたが、僕たちを見るなり、立ち上がって、僕を見ている。
「それでは、わたしは向こうの部屋で待機してますので、ごゆっくりどうぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
パタン!
……………………無言。
見つめる2人。。。じゃない!
なんか、喋らなきゃ!
「マサユメです。ユメって呼ばれてます。」
……………………無言。
「座っていいですか?」
コク!首を縦に振る。
僕はベッドに腰掛ける。
「レイラさんも気にせず、自由にしてくださいね!」
コク!首を縦に振る。
でも、立ったままこっちを見ている。
なんやろ?どうしたらいいのかわからん!
しかし、綺麗な人やな。って違う!
困った。困った。
もう、みんなのところに行こっかな?
この無言状態は辛い………はぁ。
え?なになに!どうしたの?
え?えー?ちょっと!ちょっと待ってー!
無言のレイラさんが突然に服を脱ぎ出した!
元々あんまり服を着てなかったのか、すぐに全裸!すっぽんぽんになっちゃったよ。
あまりにも突然過ぎて、止められんかった!
しかし、ナイスバディやな。って違う!
……………………無言。
気まずい!気まず過ぎる!
僕も脱いだ方がいいのかな?って違う!
「あのー、レイラさん。服を着てもらってもいいですか?」
首を横にぶるんぶるん振ってる。
一緒におっぱいもぶるんぶるん揺れてる!
これはあかん!
「服着ちゃダメなんですか?」
コク!首を縦に振る。
なんで〜?そんなことある〜?
このままやとあかん!
めっちゃ見えてます。全部見えてます!
「それじゃ、横に座ってもらってもいいですか?」
コク!首を縦に振る。
どうゆうこと〜?
レイラさんが横に座る。
でも、こっち見てる!ずっと見てる!
こっちは見ないようにしないと!
「レイラさん、僕、こういうの得意ではなくてですね。なんて言っていいのかもわからないんです。なんで、向こうの部屋に行きませんか?」
レイラさんは無言だけど、ちょっと考えてる風に見える。首を傾げてるよ。
シンキングタイム!
…………………。
シンキングタイム終了!
結局、首を横にぶるんぶるん振ってるよ。
たぶん、おっぱいもぶるんぶるん揺れてる。
うーん、困った。
「レイラさん、ちょっとお話出来ますか?」
コク!首を縦に振る。
え?それはいいんやね!
「なぜ、服を脱いだんですか?」
「………ユメ様に気に入られるためです。」
お!はじめて喋ってくれた!
良かったー!喋れたんや。
「ありがとう。ちょっと待ってくれる?」
コク!首を縦に振る。
『カグヤ様!聞こえますか?』
『なんや?聞こえるで!』
『隠密で見つからないように、こっちに来てもらえますか?』
『なんかあったんか?』
『ちょっとお願いします!』
『ええけど、ちょっと待っとき!』
『ありがとうございます。こっちに来たとき、ビックリしたらダメですよ。説明しますから!』
『おー、わかった。』
ガチャって扉が開いて、カグヤ様が入ってきた。僕にしか見えないから、レイラさんは?って顔してる。
『ユメ〜!お前、何しとんねん!!』
『え☆どうしたの?』
『お頭!何かありましたか?』
『何もない!なんでもない!』
『なんでもないことあるか〜!
お前やりおったな!
レイラが素っ裸やないか!』
『『『『えーーーーっ!!♡☆』』』』
『うちら我慢しとったのに、こっちでええことしようと思ってたんか!?』
『ちょっと待って!説明しますから!!』
みんなにこの部屋であったことを話して、やっと落ち着いた。
もう!だから言ったのに!
『そうゆうことかいな!早よ言わんかい!』
『すいません………それで、レイラさんとこれから話するんで、見ててください!』
『おーけー!ほな話しいや。』
誤解を解くのに、体力消耗した。
レイラさんに変な風に思われてるよ。これ。
◇◇◇◇◇