テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
は
隊長視点。
『晴明くん』
呼ぶと、晴明くんはすぐ振り向いた。
「あ、隊長さん!」
「どうしてここに?」
『晴明くんを迎えに来たんだよ』
『一緒に帰ろ?』
「!」
「はい!」
僕が近づくと、晴明くんは自然に隣に並ぶ。
職員玄関で、踵を合わせ、学園を出る。
『さっきの、見てたよ~?』
『晴明くん、先生みたいだった。』
「え″」
「逆に今までなんだと思ってたんですか……」
夕暮れの道を、2人で歩く。
「今日は一日、疲れましたね」
晴明くんはそう言って、小さく息をつく。
『そっか、頑張ったんだね。』
僕は少し微笑む。
疲れた顔を見て、つい手を伸ばして肩に触れたくなる。
頭を撫で回して、甘やかしたくなる。
「隊長さんは……疲れてませんか?」
晴明くんはちらっと僕を見る。
目が少し細くなる。
優しい目だ。
ああ、ほら、またそういう顔。
………本当に神様みたい。
『僕は平気だよ』
肩を軽くすくめて、笑う。
『晴明くんと話してると楽しいからね』
「そ、そうですか……」
晴明くんは少し顔を赤らめて、でも笑う。
「僕もです」
歩きながら、ちょっとした沈黙があった。
夕陽が二人の影を長く伸ばす。
『ねえ、晴明くん』
「はい?」
夕陽を見ながら応えてた。
『なんでそんなに、
誰にでも優しいんだろうね』
「え……そんなことないですよ」
自覚はないらしい。
『でもさ、
生徒とか、
友達とか、
困ってる人とか、
みんな見てて放っておけないんでしょ?』
「そ、そうですね……そんな感じです」
ちょっと言葉を詰まらせて、僕を向いて言った。
「……隊長さんも、放っておけないですよ」
その言い方、距離が近い。
心臓がまた変な跳ね方をする。
『そっか、僕のこと*も*、そう思ってくれてるんだね。』
僕はふっと笑う。
晴明くんは、前を向きなおした。
「はい、もちろん!
みんな大事な人ですから!」
正直に言う。
………みんな、か
晴明くんはみんなに優しいし、
みんなに笑いかける。
晴明くんにとって、
僕はみんなの中の1人。
僕は特別じゃないんだってさ。
誰かを特別扱いせずに、
みんなに笑顔を振りまくのも、
まるで神様みたいだね。
コメント
4件
うぉ〜!天才すぎるぅー、あと表紙?もかわよすぎるイラストだし〜!隊長さんの独占欲もチラ見して来てるし、晴明の誰にでも優しいってところを神様みたいって思うの好きですー!これからも頑張ってください〜!
あー…待って無理です好きです 隊長の愛の重さが大好きですッ